ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ブラクが売れていた

2021-02-26 | 経済・政治・社会
昨日行ってきたレストラン
2人で気に入っているブラク



行く前から気になっていた点は

「今のオーナーは誰だろう?」


ブラクとはレストランの名前で、
一帯はクロアチアからの移民の
シムノビッチ家が所有する広大
なオリーブプランテーションで、
正式名はシムノビッチ オリーブ
エステイトと言います。

(※ 一番搾りのオリーブ油)


去年コロナ問題が本格化する中、
ブラクも含めてすべての事業が
売りに出ている事を知りました。



オーナーの趣味でやっている
としか思えない贅沢な時間が
惜しみなく提供される場所


2019年10月に言っていたの
から半年も経たずに売却話💦


プランテーション経営、オリーブ油
だけではなく、スキンケア事業や
レストランと結婚式などのイベント
事業、畜産業などが小規模でも複合
事業として広大な土地でファミリー
事業として営まれてきたのです。

敷地内には3万本のオリーブの木や
シェフ用の専用住宅もあるそう。


外国人への土地購入規制が厳格化
する中で、国内資本がこれだけの
ものを買えるんだろうか。買えると
したら、どんな企業なんだろう
と思いましたが、売却済みの報道を
目にしないままの再訪でした



テーブルについてくれたスタッフに
「オーナーはもう変わったのかしら。」
と単刀直入に聞いてみると、
「ええ。去年の11月に変わりました。」
と嬉しそうに教えてくれました。


新しいオーナーが決まり、雇用が保証
され、スタッフも安心したのでしょう。
本当に嬉しそうに見えました。


そんな時、庭園を数人のアジア人が
通り過ぎて行き、聞こえてきたのは
北京語

内容までは聞こえなかったものの
中華系になったのは間違いなさそう。


シェフは変わっていないようですが



必ずあったテーブルの花がなくなり



心躍るカトラリーの数が減り

(※これらは以前の写真)


ここが持つNZでは貴重な成熟した
ヨーロピアンエレガンスが



これからも末永く残ることを
祈らずにはいられません。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする