ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ラグビーのない金曜日の過し方(続編)

2013-06-15 | 映画・文化
今週末も南半球のラグビーはテストマッチ(国対抗試合)期間で、
NZ豪州南アの3ヵ国対抗のスーパー15がありません


ラグビーのない金曜日を目いっぱい活かすべく、
先週は日本からの留学生クンとそのママと中華三昧。
さて、今週は・・・・



今週末は珍しくシティーへ



昼間でもあまり用がない場所なので(素)

お上りさん気分で写真をパシャパシャ


シティーなう
(とか言ってみたりする)

いいね
(by夫のささやき)


アオテア・スクエアとアオテア・センター



併設のカフェ&バー



上演直前だったのか、

人影は疎らでしたが・・・・


中はこんな感じで

外の暗さと対照的な明るさ


えーっと

演目は「白鳥の湖」だったんじゃないかな?


プラスチックのシルバーファーン

マオリモチーフってホント、絵になります! 


でも私たちはバレーを観に来たのではなく

すぐそばのこちらへ。


でもオペラでもなく



Qシアターへ


こちらも入り口がバーになっていて、

スゴい混みよう


上演前のトイレにて

あまりにポップな色で思わずパシャリ
この色、気分を盛り上げてくれますよね。


行ったのはQの中でも最上階のロフト

「Kロード・ストリップ」
というダンスを観てきました~


Kロードとはオークランドの目抜き通りクイーン・ストリートを上りきった所で
交差するカランガハペ・ロードのニックネーム
(※カランガハペというマオリ語が白人には長すぎて発音しにくいそう


Kロードは小さな店が軒を連ね、昼間は学生が行き交っているものの、
夜になるとネオンが灯る店多数
バーやビリヤード、アダルトショップにストリップと、
そっち系のナイトライフを愉しむ人には打ってつけの場所(らしい・・・)


そんなKロードのイメージをダンスで表現したのが、NZを代表する、
オカレカ・ダンスカンパニープレゼンツの
「Kロード・ストリップ」というわけです。


で、昨日の写真の

ポールダンス用のポールになるわけで~す


男性6人のダンサーがKロードでのゲイ・ライフをメインに、
ダンスあり
歌あり
芝居あり
語りあり
の盛りだくさん


ストーリー仕立てにもなっていて、
ゲイであることの愉しみ哀しみ
相手を見つける苦労
男と女の間で揺れ動く心とカラダ・・・・
みたいなびみょ~なところを、最初からレザーのミニスカートにハイヒール、
上半身はハダカという強烈なコスチュームでガンガン演じます。


声や演技も男になったり女になったりコロコロ変わり
五分刈りのごま塩頭のおっさんやキリストみたいにガリガリな男の子が
一瞬で究極のオンナになったりするから不思議です。


抱腹絶倒で笑わせておきながらハッとさせられ、
ユルみきったりドキッとしたり・・・・


特にオカレカの共同代表の2人
タアネ・メテとタイ・ロイヤル
のダンスは
「うまいにもほどがあるでしょ
というレベル。
「これはクラッシックバレーを相当やってたんだろうな~」
と思って彼らのサイトを見たら、タイはロイヤルNZバレーでも踊ってました!
(なーる


さらに全員がダンサーでありながら歌って演技しちゃうところがスゴい
それもかなりのレベルでハモってもソロをとらせてもOK
ドラッグクイーンを演じたタイの演技も素晴らしかった。
そのマルチぶりからも6人全員が精鋭中の精鋭なのがうかがえました。


題目の通り、1人は完全なストリップを披露
一物を股間に挟んで隠して、
グリコポーズ
ほ、本気すぎる


ショーの最初に、
「これからあなたの知らない世界に誘(いざな)ってあげる」
とタイが宣言したとおり、観客たちは男と女、夜の闇とネオンの中を
ジェットコースターで駆け抜けたようでした。


いいように翻弄され、笑わされ、常識を覆され、
混乱のまま夜の闇に放り投げられたところで、
6人全員はステージを踏み鳴らすハカ。
ハカといえば勇猛なマオリの男性だけのダンス


ミニスカートを履いた彼らが誰よりも男らしく見えたまま、
幕が下りました。


(※ぶっちゃけ、終始裸踊りですよ・・・笑。お土産はコンドーム



ここでは書ききれなかった話はメルマガ「西蘭花通信」でも。

Vol.0626  ~裸の神々~


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