リトルトンに次いで行ってみたかった場所、
サムナー
クライストチャーチ地震のときにテレビに映し出された、絶壁のある町。
それまでサムナーという場所を知らなかったので、被災の映像もですが、
その崖の長さ、大きさ、転げ落ちた岩の大きさに度肝を抜かれました。
「これは絶対に行こう!」
サムナーの町に入る手前から絶壁は始まっていました。
びっしりと二重の壁として並ぶコンテナ。
一番大きい40フィートと呼ばれるものでは?横の長さは12m?
それが走っても走っても続いています。
その長さ、数キロ?
「停まるな、走り抜けろ」
という標識があり、
ただただ走り抜け、
助手席からシャッターを切り続けました。
停まれないのは落石の危険と片側一車線通行のためでしょう。
元は片側二車線の道だったと思われます。
今はその半分がコンテナで覆い尽くされています。
着いたのは、
サムナー・ビーチ
オークランドのミッションベイに似ており、夏はさぞ混み合うのでしょう。
しかし、公衆トイレは壊れたままで、
フェンスで覆われていました。
その上の時計は、
地震の時間で止まっていました。
ライフセイバーのクラブハウスも壊れており、
建て替えには50万ドルが必要ですが、今集まっているのは17.5万ドル。
宿泊施設やレンスとランなど商業施設と思われるものは
軒並み閉まっていて修理中か取り壊し中でした。
ありとあらゆるものが壊れていて、
フェンスで覆ったまま放置されていました。
本格的な夏を前にしてこれなので、シーズン中もこのままなのでしょう。
リトルトン同様に山肌に家が広がっています。
遠目ではわかりませんが、住めなくなった家も少なくないはず。
岸壁の真上の家々。
なぜかエレベーターだけを残して取り壊された建物。
テレビで観た辺りと思われる絶壁へ
絶壁に沿って走る道にはフェンスが立てられ、
かろうじてクルマが行き交える幅に狭められていました。
フェンスの向こうにはいくつも建物がありますが、
二度と使われることはなさそうです。
実はこのフェンスの手前にも、
40フィートコンテナの絶壁が築かれています
写真はコンテナの隙間から撮ったもので、
道に沿ってコンテナの長城ができています。
コンテナのこちら側は普通の住宅街。
毎日こんな眺めを目にして暮すのはどんなものか、と思ってしまいました。
絶壁の上の家。
壊れているのがわかります。二度と住むことはできないでしょう。
遠目にはこんな風で、手前の絶壁は元からこうなのか、
崩れた後なのか、よくわかりませんでした。
(すでに2年近く経過し崩れたところにも草が生えています)
絶壁の真下は宿泊施設やジムが入居した大きな建物でしたが、
もちろん閉鎖中でフェンスに囲まれていました。
がけ崩れの跡がリアルな場所。
大木が崖の縁ギリギリに生えています。
長城の起点。
ここを毎日通ることを思っただけでも、
住人の精神的負担を感じました。
まるで地震を片時も忘れさせず、過去にしないような眺めだと思いました。
店は営業していたり、空き家になっていたりでした。
ここは取り壊しなのでしょうか?
きっと毎年夏は書き入れ時なんでしょうに。
更地になった場所にも草がびっしり生え、
放置されている期間の長さがしのばれます。
サムナー図書館
このエリアは公共施設がいくつかありましたが、どこも閉鎖中。
サムナーは見れば見るほどミッションベイからセントヘリアスに続く
オークランドのベイエリアにそっくりな場所。
海岸沿いを走る道もタマキ・ドライブにそっくりです。
崖を崩して道幅を広げた跡まで同じです。
(タマキ・ドライブの崖の写真はコチラでも)
でも、その道はまるでパッチワーク
応急措置で通れるようにしてあるのが、よくわかります。
サムナーは市中心部のレッドゾーンと違い、人が暮す場所なので、
(窓が割れ、窓枠が壊れているのがわかります。家も傾いてる?)
被害の大きさ、放置時間の長さを思うと一層胸が詰まる想いでした。
(この家は天井が落ちているようでした)
修理中の無人の家がたくさんありました。
草木が伸びて庭が荒れてしまうので、無人の家はすぐにわかります。
家具やカーテンまで運び出された家も多数あり、
越していったのか、取り壊しを待っているのか・・・・
どれも見晴らしの良い素敵な家ばかりで、言葉もありません。
そしてこの町の特徴でもある絶壁のある地形。
今後どうしていくのか?
建物を建て替えるだけでは解決できない問題が立ちはだかっています。
レッドクリフ小学校という学校も崖の真下にありました。
クルマを停められない海岸線から見た絶壁の上には崖が崩れて、家の
一部が宙に浮いたままの家もあり、友人の知人はクリフトップに家があり、地震以来、道ごと崩れてしまって家に戻ることができないそうです。
予想以上に複雑な想いを胸に、私たちはサムナーを後にしました。
サムナー
クライストチャーチ地震のときにテレビに映し出された、絶壁のある町。
それまでサムナーという場所を知らなかったので、被災の映像もですが、
その崖の長さ、大きさ、転げ落ちた岩の大きさに度肝を抜かれました。
「これは絶対に行こう!」
サムナーの町に入る手前から絶壁は始まっていました。
びっしりと二重の壁として並ぶコンテナ。
一番大きい40フィートと呼ばれるものでは?横の長さは12m?
それが走っても走っても続いています。
その長さ、数キロ?
「停まるな、走り抜けろ」
という標識があり、
ただただ走り抜け、
助手席からシャッターを切り続けました。
停まれないのは落石の危険と片側一車線通行のためでしょう。
元は片側二車線の道だったと思われます。
今はその半分がコンテナで覆い尽くされています。
着いたのは、
サムナー・ビーチ
オークランドのミッションベイに似ており、夏はさぞ混み合うのでしょう。
しかし、公衆トイレは壊れたままで、
フェンスで覆われていました。
その上の時計は、
地震の時間で止まっていました。
ライフセイバーのクラブハウスも壊れており、
建て替えには50万ドルが必要ですが、今集まっているのは17.5万ドル。
宿泊施設やレンスとランなど商業施設と思われるものは
軒並み閉まっていて修理中か取り壊し中でした。
ありとあらゆるものが壊れていて、
フェンスで覆ったまま放置されていました。
本格的な夏を前にしてこれなので、シーズン中もこのままなのでしょう。
リトルトン同様に山肌に家が広がっています。
遠目ではわかりませんが、住めなくなった家も少なくないはず。
岸壁の真上の家々。
なぜかエレベーターだけを残して取り壊された建物。
テレビで観た辺りと思われる絶壁へ
絶壁に沿って走る道にはフェンスが立てられ、
かろうじてクルマが行き交える幅に狭められていました。
フェンスの向こうにはいくつも建物がありますが、
二度と使われることはなさそうです。
実はこのフェンスの手前にも、
40フィートコンテナの絶壁が築かれています
写真はコンテナの隙間から撮ったもので、
道に沿ってコンテナの長城ができています。
コンテナのこちら側は普通の住宅街。
毎日こんな眺めを目にして暮すのはどんなものか、と思ってしまいました。
絶壁の上の家。
壊れているのがわかります。二度と住むことはできないでしょう。
遠目にはこんな風で、手前の絶壁は元からこうなのか、
崩れた後なのか、よくわかりませんでした。
(すでに2年近く経過し崩れたところにも草が生えています)
絶壁の真下は宿泊施設やジムが入居した大きな建物でしたが、
もちろん閉鎖中でフェンスに囲まれていました。
がけ崩れの跡がリアルな場所。
大木が崖の縁ギリギリに生えています。
長城の起点。
ここを毎日通ることを思っただけでも、
住人の精神的負担を感じました。
まるで地震を片時も忘れさせず、過去にしないような眺めだと思いました。
店は営業していたり、空き家になっていたりでした。
ここは取り壊しなのでしょうか?
きっと毎年夏は書き入れ時なんでしょうに。
更地になった場所にも草がびっしり生え、
放置されている期間の長さがしのばれます。
サムナー図書館
このエリアは公共施設がいくつかありましたが、どこも閉鎖中。
サムナーは見れば見るほどミッションベイからセントヘリアスに続く
オークランドのベイエリアにそっくりな場所。
海岸沿いを走る道もタマキ・ドライブにそっくりです。
崖を崩して道幅を広げた跡まで同じです。
(タマキ・ドライブの崖の写真はコチラでも)
でも、その道はまるでパッチワーク
応急措置で通れるようにしてあるのが、よくわかります。
サムナーは市中心部のレッドゾーンと違い、人が暮す場所なので、
(窓が割れ、窓枠が壊れているのがわかります。家も傾いてる?)
被害の大きさ、放置時間の長さを思うと一層胸が詰まる想いでした。
(この家は天井が落ちているようでした)
修理中の無人の家がたくさんありました。
草木が伸びて庭が荒れてしまうので、無人の家はすぐにわかります。
家具やカーテンまで運び出された家も多数あり、
越していったのか、取り壊しを待っているのか・・・・
どれも見晴らしの良い素敵な家ばかりで、言葉もありません。
そしてこの町の特徴でもある絶壁のある地形。
今後どうしていくのか?
建物を建て替えるだけでは解決できない問題が立ちはだかっています。
レッドクリフ小学校という学校も崖の真下にありました。
クルマを停められない海岸線から見た絶壁の上には崖が崩れて、家の
一部が宙に浮いたままの家もあり、友人の知人はクリフトップに家があり、地震以来、道ごと崩れてしまって家に戻ることができないそうです。
予想以上に複雑な想いを胸に、私たちはサムナーを後にしました。
(つづく)