ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

消費か運用か@飲茶

2007-11-12 | 家事・家計・リサイクル
昨日は中国人一家と飲茶へ。
11月11日1時の予約で、予期していなかったゾロ目に、
「いや~、これだけ『1』が並ぶなんてメデタイ、メデタイ♪」
と、顔を合わせたみんなで大喜び。単純です´▽`v♪
でも、こういう小さいことを逐一喜ぶカルチャー、好きです

あーだのこーだの中国語の話に花が咲き、夫はつんぼ桟敷。
申し訳ないと思いつつ、話を始めると中国語独特のスピード感に、
ついつい通訳するのを忘れてしまうんですよね~。で、何をそんなに熱心に話しているかというと、6~7割が仕事かお金の話題><;
日本人にはあるまじき、このダイレクトさ ̄▽ ̄;

なぜこの手の話題が尽きないのか改めて考えてみると、
1) どう稼ぐか
2) 稼いだお金をどう遣うか
3) その遣ったお金がどうなるか

など、すべてがゲーム感覚で聞いていて面白いからなんでしょう。

1~3)のどの段階でも問われているのは効率であり、実際の金額であることは稀です。つまり効率こそが各人の腕の見せどころ。
小さいものをいかに確実に大きくするか・・・
そこがまさにゲームのカギです。

資産1億円の人と資産百万円の人が、それぞれを同一期間で1億2千万円と3百万円の資産にしたとしたら、中華圏では運用効率の高い後者が尊敬されるでしょう。運用手腕に関しては貧富の差はナイと言っても過言ではないかと。平等ですよね~♪

そうなのです!ここでハタと気がついたのですが、私は、
運用には興味があっても、消費にはほとんど興味がない@@
そこが中華圏の多くの人たちと非常に共通している一方で、新しいもの好きの一般的な日本人と話が噛みあわない点のようです´ー`ゞ

一生けんめい稼いだお金を消費という、まさに「消して」「費やして」
しまうのではなく、物やサービスに転化させ、「手元に残し育てていく」――ここが同じお金を遣うにしても運用の大きな違いかと。
(もちろん、リスクと抱き合わせで上手くいく保証はありませんが)

どうせ買うのなら、1年で流行遅れになる最先端のファッションや新車よりも、債券でも不動産でも少しでも値上がり益や金利収入が期待できるものを買う――。(それでも買いたければ、実現した利益で最先端の物を買うという選択肢も出てきますが、その逆はナシ)

消費でしかない、買った瞬間から減価償却が始まる家電、パソコン、クルマなども、少しでも償却負担を低く抑えられるものを選ぶ。つまり、いい機種を買って長く使い償却期間を伸ばすか、中古品やバーゲン品を安く買って償却費用を抑えるか、という選択はできます。

これでいくとお手頃な二流メーカーの新品は最も割高となります。
(確かNZではホールデンとフォードの新車の減価償却率が1年で50%を越えています!つまり1年乗ったら半額以下、1年後には同じ金額で2台買えることに@@)

結果的に私の買い物は金額が張れば張るほど迷いが少なく、不動産のオークションでもホイホイ行きます。(負けましたが。くっT_T)
それらは運用機会の高いものなので、リスクも取りますがチャンスにもなり得ます。ところが量販店やNZ版100円ショップで数百円の物を買うとなると、迷いに迷います。

「本当にこんなプラスチック製品が必要なんだろうか?」 
「すぐに飽きないか?壊れやしないか?」
「もう少し出して天然素材の物にした方がいいのでは?」
などと考え始めたら堂々巡りで、けっきょく何も買わずに店を出ることがほとんどです。たかが数百円でも、本当に数百円の価値があるのかどうか測りかねるのです。


(3年ぶりに買った靴下干し・・・って言うんでしょうか?移住以来2代目。3回下見してやっと買いました。3ドル也。1年1ドルの減価償却で3年は働いてもらおうと ̄。 ̄v)

今はチャリティーショップやオークションサイトの「トレードミー」で中古品を手に入れているので、減価償却などどこ吹く風~
限られた収入ですから、ますます消費を抑え運用に力を入れていきたいと思いまーす!

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