ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

落とし前

2007-01-13 | 海外子育て
夕べのフォンデュ、ほんのちょっとチーズが残りました。
その手のものに目がない長男・温(12歳)が朝からさっそく見つけ、
「食べてもいい?」
というので、
「いいわよ。弱~い火で温めてね。」
とアドバイスしました。(うちは休みの日の朝ご飯はセルフサービスです=私も休みで作りませ~ん´m`; なので朝からフォンデュもアリ!)

その後キッチンへ行くと、鍋の中が真っ黒、チーズが炭化しています。
ぎゃぁぁぁぁ(やっと見つけて買ったばかりの鍋がぁ~>_<;)
その声に善(9歳)とふざけていた温がすっ飛んできて、ビックリまなこ。
「ママが弱い火って言うから、弱い火にしたんだけど。」
反射的に人のせいにするこの知恵!さすが来月ティーンエイジャー?

「確かに弱い火って言ったわ。でも、火の傍を離れるってどういうこと?いったん火をつけたら、絶対に傍にいなさい。特に料理をしない人は、どれぐらいのものがどれぐらいで温まるのか、焦げるのかわからないでしょう? 噴いてくるものもあるし、こうやって焦げてこびりついてしまうものもあるの。わかった?火をつけたら傍にいるのよ!」

私は1回目の失敗は注意こそすれ、さほど叱りはしません。知らなかったことを強く叱責されても反感が残るだけです。
ただし、2回目以降はコワいですよ~´m` 雷オヤジ級です。

バゲットまで自分で細かく切って、
「朝からチーズ・フォンデュ♪」
とルンルンしていたんであろう温はしゅ~~~ん。小さく切ったバゲットにちまちまバターを塗って食べていました。その後はうちでは当然のことながら、自分で鍋洗いです。
落とし前は自分でつける――、これが西蘭家。

鍋に少量の水を入れて火にかけ、チーズを温めてから大きい焦げをスプーンでこそげ落とし、硬いナイロンたわしで残りをこすり落とす―――
という基本的なテクだけ伝授し、
「水洗いや洗剤は助けにならない。」
「かなり時間がかかるかも。」
ということを次げ、ナイロンたわし3種類を残し、後は本人任せ。

何度か火にかけたり下ろしたりする音、「あっちっち~☆」という声が聞こえていましたが、けっこう早く、
「できたっ!」
と、それこそピカピカになった鍋を持ってきました。完璧!

OKを出すと、ホッとした顔。大好物のフォンデュの鍋が真っ黒になり、
さすがに内心焦っていたのでしょう。これで、
多少の焦げの落とし方、
ガスをつけたら傍にいること、

を覚えてくれたことでしょう。

来月の誕生日には禁断のチョコレート・フォンデュでもやってあげますか?

怪しい占いの道具?
実はフォンデュ鍋の台です。
しまう場所がなく、とりあえずキッチンに置いてありますが、場所を作らないと)

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