ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ダニーデン行:ダニーデン駅舎

2019年10月11日 | 南島:ダニーデン

オタゴファースト教会を出て
海に向かって下っていくと
見えてきたダニーデン駅



1906年に完成した
エドワーディアンバロック様式
なんだそうです。

オタゴらしい美しい石造り


個人的にはNZを代表する
最も美しい建物
だと思っています。

例えカネに飽かした
バブルの結晶だとしても
ここまで造り込まれた
建物はNZにありません。


1993年に初めて見た時の
驚きも思い出されました。



当時暮らしていた大都会の
シンガポールから比べると
こんなに田舎の街に
こんな立派な駅

と、衝撃的でした(笑)

今でも駅前を羊を乗せた
連結トラックが轟音を
立てて通り過ぎていきます。


ゴールドラッシュのバブル感を
いくら想像してもピンと来ない
ほど贅を尽くした壮麗さ。



床は精緻なモザイクで埋め尽くされ



かつての国鉄NZ鉄道のロゴ



ひとつひとつが手作り



ゴールドラッシュの栄華を
こんな形で残しておいてくれて
本当にラッキーでした

タイルはロイヤルドルトン製の
ポーセリンで計75万枚だそう


かつてのチケット売り場



あまりにもタイル尽くしで

公衆浴場風でもあります(笑)
勝手にテルマエ・ロマエを
思い出したけれど、
古代ローマにタイルはない


2階へと続く螺旋階段

駅とは思えない華麗さ。


階段の一段一段にも



モザイクのロゴ



2階のステンドグラス



こんなビールがありますね



ロゴ入りの擦りガラスに
アールヌーボーの
真鍮の取っ手

時代の先端だったのでしょう。


装飾だけを見ていても



潤沢な資金力がわかります。

カネに糸目をつけない
とは、このことか


ホームもNZのどの駅よりも



立派で今でも現役です。



駅舎を見ているだけでも
旅愁をかきたてられます。








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