ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢見:なりすまし

2022年05月16日 | 浅き夢見し

「私」は香港にいて下町湾仔
(ワンチャイ)によくある小さ
な麺粥屋にいました。一緒に
いたのは我が家で住み込みの
お手伝いさんとして9年間働
いてくれたフィリピン人のジ
ーナと彼女のひ孫らしい1歳
ぐらいの可愛らしい女の子。

(※イメージとしてはこんな)


私たちは香港で落ち合い(夢
の中でもジーナは現実同様ス
ペインで働いている設定に)
四方山話に花が咲きました。


狭い通路を挟んだ隣の席では
中年女性が狭いテーブルに書
類を広げて仕事中でした。彼
女の手には「蘇州留学」と中
国語で書かれたパンフレット
があり、「蘇州で中国語をや
るのか~」と漠然と思った時


髪の毛で見えなかった顔が見
え、女性は香港時代に親しか
った「志津子」さんでした


彼女はとっくに海外に引っ越
していたので「私」は心から
驚きました。香港にいると知
っていたら、真っ先に連絡を
取っていたはずの人でした。


「志津子」さんは「私」に気
づいていたようですが、声を
かけることもなく「私」が気
づいたことで、やっと相手を
し始めたという感じでした。


数年前から香港に戻っていた
こと。今は自宅を売却中で、
売れたら旅行に出ることなど
こちらに質問させまいとする
かのように一方的に話し始め
「旅行といってんも1、2泊じ
ゃないのよ。80日とかなの」



それが中国語留学なのか
思いましたが「私」はただあ
いづちを打つばかりでした。


今の香港の不動産は値上がり
していないから、売るのに時
間がかかっているともいい、
売れたらマンションの敷地内
にある元管理人室が可愛らし
いコテージになっているので
そこを借りるとも言っていま
した。コテージの周りは荒れ
ており「買い取って花壇にで
もしようかと思う」とも言っ
ていて、返事に窮しました。


香港の土地はほんの猫の額ほ
どでも億単位。マンションの
敷地なら住民の共同所有で購
入などできないのに、と夢の
中でさえ驚いた彼女の大見栄


「娘さんはどうしてるの?」
「私」ができた唯一の質問に
大学を出てどこかの学校の職
員になり今は同居していると
いう短い返事がありました。


その時、突然店の灯りが消え
「閉店だ」
と若い男がぶっきらぼうに言
います。気がつけば客は私た
ちだけで、慌てて店を出る💦
ところで夢が終わりました。


=============


夢の中でも目が覚めてからも
「この人、本当に志津子さん」
と不思議で不思議で仕方あり
ませんでした。まるで別人と
話しているようで、実際には
長年の知り合いだったジーナ
も反応していませんでした。


「志津子」さんが私に転居先
を告げないことも意外だし、
不動産にはまったく興味がな
い人だったので自宅の売却も
解せず、地に足のついた人な
ので見栄とも無縁の人です。


「そうか、別人なのか
ぼんやり夢を思い返している
うちに気づきました。「私」
には「志津子」さんに見えた
だけで、実はまったく別の知
り合いだと思いつきました。


こちらに口を挟ませまいとす
る一方的な話し方、まるで攻
撃されてでもいるかのような
好戦的か防戦的な態度といい
心当たりの人物がいました。
ジーナの無反応もガッテン
(※2人に共通点がないので)


夢の中でのなりすましという
興味深い現象はなぜなのか。


一晩に無数に見ているであろ
う夢の中で「志津子」さんと
いう私が忘れない人物に置き
換えることで、その夢を記憶
に留めようとしたのかもしれ
ません。でも、なんのため


ともあれ、夢でのなりすまし
に気づけたのは面白いです


コメント
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