ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

メルボルン行:メルボルン博物館

2019年09月13日 | オーストラリア:メルボルン

「博物館に行くには体力がいる」
と思っています。


まず、ずっと立っている。
説明を読んで理解する。
展示物を鑑賞する。
数時間はかかる


大学の講義を2コマ連続で
受けるどころではない
能動的な知的活動で、
数時間ほぼ静止状態での
読んだり見たりは
数時間散歩するよりも
疲れる気がします


それでも行

そこに博物館がある限り


「今」を知るためには
来し方を知る必要がある
という考え方です。


王立展示館真裏の

メルボルン博物館


とにかく広いので

的を絞っていくことに。


先住民に敬意を払って

アボリジニ関連から。


私が永遠に郷愁を感じる
掘っ立て小屋の絵

アボリジニの画家
ジュディス・ヤング作


ポッサムの皮で作ったマント

誰もが一生これを持ち歩くそう。


これを被って寒さをしのぎ



赤ん坊を包んだり背負ったり

これもそれのよう。
(※ジュディス・ヤング作)


このひざ掛けもそうでしょう。



夜はこれを敷いて眠り、
亡くなればこれに包まれて
弔われる。


なんと簡素で高潔な生き方

現代人には真似できなくても
自然から奪うものを最小限に
自然を守り育んでいく
精神は受け継いでいきたい


これは太古に生息していた
史上最大の有袋類といわれる
ディプロトドンの顎の骨



こんな姿で「ウォンバットと
クマをかけ合わせサイの
大きさにしたような動物」

だったんだそうです。
人間が入れるような
袋を持っていたそうで
4万5,000年ぐらい前に
全滅してしまったそう


博物館内のカフェで一息入れ

さらに見学が続きます。
子連れの人が大勢いて
小さい時から博物館に
慣れ親しむって
素晴らしい環境


アボリジニにとって
オーストラリアは500以上の
ネーションから成り立ち
入植者には不毛に思えた
砂漠にもネーションが



場所が変われば文化も違い、



さまざまな道具や工芸品が。



ニャンもいました(笑)



高度な技術と芸術性



洗練された装飾性も。



時代はグッと下って19世紀。

1854年の目抜き通りの
コリンズストリート


1885年に初の路面電車開通




メルボルンっ子のトラム好きは

その時からのものだそう。


私もNZ移住前の香港生活では

トラムを乗り倒していました。
バスと電車のいいとこ取りで
とにかく手軽で便利でした


19世紀末のフリンダースストリート

活気が伝わってくるよう。


1930年代の手袋製造工場



その頃から人気だった
(※1861年開始)

メルボルンカップ
今でも学校が休みに
なりますからねぇ


1950年代のバークストリート

クルマでなく人が大勢いるせいか
街の活気が目で見えるよう


ここにもあったメルボルンの
コートオブアームズ

1847~1960年まで市場に
あったものだそうです。


右上がクジラという

以前のエンブレム
と同じデザイン


ちなみにオーストラリアの

コートオブアームズ


その実写版があって

コートオブアームズ好きには
(↑地味すぎる~
大ウケでした



コメント
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