infinity

食品の裏側

2006-03-05 23:13:38 | Book
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物を読みました。久々にショッキングな本だった。

例えばミートボールは、<「端肉」に安い廃鶏のミンチ肉を加え、さらに増量し、「組織状大豆たんぱく」を加える。このままでは味がないので、「ビーフエキス」「化学調味料」を大量に使用して、味をつける。歯ざわりを滑らかにするために、「ラード」「加工でんぷん」を投入。機械の作業性をよくするために、「結着剤」、「乳化剤」も入れる。色をよくするために「着色料」、保存性をあげるために「保存料」「PH調整剤」、色あせを防ぐために「酸化防止剤」を使用。ソース(ケチャップ)にも大量の食品添加物を使う>らしい。

ここまで来ると、完全に食べ物じゃないな。って思う。自分がよく使うコーヒーフレッシュは<植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの>らしい。コンビニのサラダは、「殺菌剤」のプールで何度も消毒されているという。

まあ、かなりショックを受ける本だと思う。完全に自分の体は食品添加物まみれな事は間違いない(爆)。この本は、食品添加物の光と影をちゃんと紹介している点がいい事かな。と思う。だって、もう食品添加物なしで、これからの食生活を維持するのは不可能なのだ。それには、莫大なコストと手間がかかる。どうやって、コントロールしていくか?それには、出来るだけ自分で、気をつけて料理するしかないんだろうね。そうすれば、何を作ったかは分かるから。

思い出したのは、コカコーラの作り方って、企業秘密も秘密で、世界に2人しか作り方を知らないって聞いたことがある。その2人は絶対に一緒の飛行機とかに乗ることはないらしい。でもさ、何飲まされているか分からないって怖いよね。あ、この本には、インスタントラーメンの作り方、ジュースの作り方(食品添加物の配合の仕方)みたいのもちょっとのってる。講演会で、実演してみると、怖くてそのジュースとかは誰も飲まないらしい。

食品業界はかなりクローズな世界だって紹介されてるけど、あまりにえぐすぎて、公開できないのかもな~って気がするわ。知らぬが仏って感じで。この本だけでも、かなりショッキングです。少なくとも、「練り物、たらこ、漬物」だけは絶対食べるのをやめようと思った。

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