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久々に日曜日はぐーたらに過ごしてしまった。全く予定がないというのは、いつ以来だろうって感じ。でも、土曜日の夜から日曜日の明け方まで長電話をしてしまって、日曜日起きたら10時だった。すげえ、ぐーたら(爆)。
外に行く気も全然起こらなかったので、とりあえず本でも読むことに。家にずっとあって気になっていたんだけど、ちょっと敷居が高かった半藤さんの「昭和史」を読むことに。
いや~~、ほんとに面白かった。こんなに歴史が面白いと感じたのは久々だ。日中戦争から、8月15日を迎えるまで、ほんとに食べることも、寝ることも、電話すら無視してひたすら読んでしまった。面白かった。
何よりすごく当時の時代の息遣いがリアルで感じられる。戦争に行き着くまで、いくつもいくつものミステイクが積み重ねられていく。僕らは戦争が起きたことを知っている。それでも、ああ、そこで何でそうしてしまうんだ・・・。と思ってしまう。もう既におきてしまった事なのに、何とか戦争を避けられたのでは?俺ならそこはそうしていないのに・・・。と自分が当事者であるかのように読めてしまった。とても面白かった。
近衛文麿の評価など、今までの自分の思いとは大分違っていて、かなり辛らつだったな。この辺はやはり、日本史の先生の影響が強くのこっている。つまり彼が語ったことが僕の歴史認識となっていて、そのまま止まっているからだ(爆)。恥ずかしいですな。
あまりにも面白くて1日で読んでしまったので、精読とはいかないけど、とても勉強になった。いくつものミステイクを重ねていくんだけど、どうして誰もそれを止められなかったんだろう?少なくとも分かっていた人はいたはずなのに・・・。という思いがすごくある。で、それは今の時代にも全然当てはまるかもしれない。
あらためて思ってのは、昭和天皇はやはり傑出した人物だったと思う。この時代において、世界をちゃんと見えていたのは、なかなかいなかったかもしれない。それだけに・・・という思いは拭えない部分もある。だが、それを語るにはこの1冊だけではまだまだ早いだろう。しかし、ほんとに面白かった。久々にここまで知的興奮を味わったよ。