infinity

相撲は疑惑にどう答える?

2007-05-27 22:54:57 | politics
相撲で白鵬が優勝したらしい。
だが、週刊現代が衝撃なる八百長疑惑のスクープをしたばかりだ。

僕は相撲に八百長はあるとずっと思ってたし、それが当たり前だと思ってた。朝潮と北天祐がずっと大関にいるのもおかしいと思ったし、千秋楽でちょうど8勝7敗になっていたのをみて、絶対おかしいな~と思ってた。

どこか徹底的に追求してほしいなと思う。その結果、相撲が八百長まみれで、国技ととても呼べないものだと分かっても、それはそれでしょうがないんじゃないかな。と思う。何かみんなうっすら気がついてるのに、誰もそれに触らず、ぐだぐだと国技だと続けていくほうがなし崩し的で問題だと思う。

不幸中の幸い

2007-05-15 00:33:12 | politics
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久々に日曜日はぐーたらに過ごしてしまった。全く予定がないというのは、いつ以来だろうって感じ。でも、土曜日の夜から日曜日の明け方まで長電話をしてしまって、日曜日起きたら10時だった。すげえ、ぐーたら(爆)。

外に行く気も全然起こらなかったので、とりあえず本でも読むことに。家にずっとあって気になっていたんだけど、ちょっと敷居が高かった半藤さんの「昭和史」を読むことに。

いや~~、ほんとに面白かった。こんなに歴史が面白いと感じたのは久々だ。日中戦争から、8月15日を迎えるまで、ほんとに食べることも、寝ることも、電話すら無視してひたすら読んでしまった。面白かった。

何よりすごく当時の時代の息遣いがリアルで感じられる。戦争に行き着くまで、いくつもいくつものミステイクが積み重ねられていく。僕らは戦争が起きたことを知っている。それでも、ああ、そこで何でそうしてしまうんだ・・・。と思ってしまう。もう既におきてしまった事なのに、何とか戦争を避けられたのでは?俺ならそこはそうしていないのに・・・。と自分が当事者であるかのように読めてしまった。とても面白かった。

近衛文麿の評価など、今までの自分の思いとは大分違っていて、かなり辛らつだったな。この辺はやはり、日本史の先生の影響が強くのこっている。つまり彼が語ったことが僕の歴史認識となっていて、そのまま止まっているからだ(爆)。恥ずかしいですな。

あまりにも面白くて1日で読んでしまったので、精読とはいかないけど、とても勉強になった。いくつものミステイクを重ねていくんだけど、どうして誰もそれを止められなかったんだろう?少なくとも分かっていた人はいたはずなのに・・・。という思いがすごくある。で、それは今の時代にも全然当てはまるかもしれない。

あらためて思ってのは、昭和天皇はやはり傑出した人物だったと思う。この時代において、世界をちゃんと見えていたのは、なかなかいなかったかもしれない。それだけに・・・という思いは拭えない部分もある。だが、それを語るにはこの1冊だけではまだまだ早いだろう。しかし、ほんとに面白かった。久々にここまで知的興奮を味わったよ。

反体制って何だろう

2007-05-09 01:05:58 | beet emotion
あるバンドのHPを見ていて、自分の存在基盤は「反体制」にあると書いてあった。

「反体制」って何だろう?

「体制」って何だ?それに立ち向かうってのはどういう事だ?

昔は「体制」が簡単だった。自分の意思を確認する前に、誰かが勝手に自分の選択を決める事、それが「体制」だった。

固定観念とか、偏見とかも体制かもしれない。

でも、今は自分の意思決定、選択にかなりの場合、責任をもたないといけなくなってしまった。誰かが自分に指図して、こう生きろみたいな事がなくなってしまったから。

だから、「反体制」って何だろう?って考えてしまった。自分は既に体制側にいるのではないかと。

でも、それは僕にとっては全然重要じゃないかな。体制側だろうが、反体制側だろうが、自分の思ったことを、時に感情的に、時にロジカルにちゃんと考えて伝える事、それが一番大事かなと思う。

で、そのバンドの事は俺は大好きだった。確かに世の中に不満を抱えて沿うな若い人達が激しく暴れるようなライブをするバンドだったかもしんない。でもその音からは、「反体制」ってのは全く感じられなかった。純粋のその音が好きだった。

神話が崩れ去った日

2007-05-08 01:27:47 | beet emotion
神話・・・、それは不可能を常に可能にしてきたエンジニア集団の事だ。

と言えばめちゃくちゃかっこいいけど、実情はちょっと違う。あの技術力で、このボリュームだと無理なんじゃないか~?というのを、根性と執念と残業によって常にカバーしてきた伝説のチームの事だ。

ちょっと馬鹿にしてる風ではある。たしかにしてる部分はある。そのチームは常に同じ方法(手法)、成功体験に基づいて開発をする。例をあげれば、宇都宮から東京へ行くにも徒歩、名古屋であろうが徒歩、九州に行くにも徒歩なんじゃないか?って感じすらある。徒歩ってのが○○年前の成功体験だからだ。

時には新幹線を選択しないといけないし、飛行機も必要だろう。時代によっては、新しい最適な移動手段も出てくる。それに応じないといけない。

そんなものには、目もくれずひたすら徒歩という選択をするそのチームを、僕は99%呆れつつも1%すげえな、こいつらと思ってた。だって、俺には全くできないから。どこへ行くにも徒歩なんて、狂気だよね。僕が新幹線で行ける方法を手取り足取りで教えてあげても、まだ絶対に徒歩を選んでいた。

呆れつつも、その揺るがないものに、1%だけリスペクトしてた。間違ってるよ。もちろん。資源が有限なこの世の中、会社という組織体ではまず間違いなく間違ってる。分かってます。でも、徒歩でどんなに残業しようが、何とかかろうじて目的地に着くその執念だけは、評価していた。誤解なきよう。執念だけね。

だが、今回の目的地はパリだった(爆)。僕が2月にその話を聞いたとき、パリに徒歩ではまず無理です。ってか、僕には出来ませんと言った。目的地を近くにするか、飛行機を使わないと無理だと思います。パリで徒歩は、どんなに頑張っても僕には無理だと思います。と言った。

果たして、チームはパリに徒歩で旅立った。GWも全部出社してたらしい。だが、チームはパリにたどり着けなかった。遂に・・・。彼らが彼らである事を許された唯一の存在基盤がこれで完全に揺らいだと思う。

目的地も、手段も違っていた。パリなんで誰も望んでいなく、徒歩でなんていけるはずがなかったのだ。それでも今まで何とかしてきてしまった。それが進化を遅らせた。変らなければいけない(進歩しなければいけない)業界において、仕事において、彼らだけが常に結果を残しているからといって、進化しないでいい理由にはならなかったのだ・・・。

反面ちょっとだけ寂しい部分もある。彼らならパリにでも徒歩で行っちゃうのではないか?と思っていたからだ。間違ってるよ。うん。でも、そんな酔狂な事ちょっとみてみたいじゃん。(自分がやるのは死んでも嫌だよ)え?いけるの?みたいな。

そう、今までならどうにかこうにか、パリが無理なら、公園にエッフェル塔のモチーフを作ってここがパリです!と言い切って何とかしちゃうくらいで乗り切ってきたのだが、遂に白旗をあげてしまった・・・。僕にとっての神話が崩れた瞬間だった。あ~、根性と執念と残業だけでは、どうにもならんことがあるのか・・・と。

まあ、仕事としては完全に駄目だと思います。全然駄目です。ただ、僕の中での神話が崩れたのだけは残念でした。やっぱ体力と根性と、残業だけじゃ無理なんだって。