infinity

宇都宮美術館-松本哲男展

2005-02-09 03:50:31 | Art
ふう、ようやく帰ってきた。
が、今日もこのタイミング以外に更新する時間は恐らくない。

さて、今日は本は全然読めなかった。「対岸の彼女」を170Pほど読んだが最後までいけなかった。残念。

で、代わりに宇都宮美術館での「松本哲男」展について。
日本の美術館にはほとんど行ったことない私だが(そう聞くと世界は行ったのか?と言われそうですが、フランス、イタリア、イギリスでは少しだけ行きました。)まあ、誘われたので行ってみた。

「松本哲男」全然聞いたこともない人でしたが、いいですね~。正確には「青」が印象的な絵が素晴らしかった。その絵の前で10分以上立ち止まってみていたらしい。インターネットで画像さがしたけど、見つからなかったんだよね。すいません。

これほど深く鮮やかな青色は見たことがない。恐らく、地球上の現象としてこんな「青」は存在しないのではないか?というほど鮮やかで深い(暗い)青なのだ。どうやってこんな色になるの?聞いてみたが、色々配合のポイントを教えてくれた。が、違う。俺が知りたかったのは、何で作者はこんな青を頭の中でイメージしたのか?であった。だって、多分地球上で見れない青なんだもん。存在しないものをどうやって、イメージしたんだろ?それがすごい知りたかった。
青って悲しい色だったんだ。初めて知った気がしました。宇都宮美術館で「青」の絵はこの1枚しかないので、すぐに分かります。ぜひ、実物を見れる人は宇都宮美術館まで見に行ってください。

その他の絵は?と聞かれると、全部すごいんだけど、木を描くタッチ・筆遣いがどうしても駄目なんだよね。蛇がはいつくばったようなラインが出来てしまって、それも細かく出来てしまって。。。
一緒に行った人の解説だと、それが素晴らしいとの事だった。が、俺の感性だと気持ち悪い。建物を描いてる作品は全部好き。

でも、気に入った絵を一つだけ増やせるだけでも、充分なんです。好きなものが増えれば増えるほど、人生が豊かに、そして自分がより自由になれる。ちょっとだけ好きなものを100個より、本当に気に入ったもの1個を選びます。自分は。

しかし、画像がないと厳しいですね~。でも、画像で中途半端なものを見るくらいなら、リアルをぎりぎりまで近づいて見てみてください。自分が好きな絵からは、作者の何かが伝わるかもしれません。でも、そんな事ばっかり考えながら、美術館に行くときは絵をみているので、すごい疲れるのです。実は。

一緒に行った人は、いつもは個性溢れるファッションなのだが、今日はすごい正装だった。というか、初めて見た。自分もスーツではないが、きちっとした服で行った。この辺のセンス・美術品に対する尊敬さっていうのはさすが、わかってるな~と思った。言わないけど。

この時間だから、支離滅裂だな~、まあいいや。ねよっと!