沼津西高校サッカー部

沼津西サッカー部の活動を報告します

フィールド オブ ドリームス

2020年01月29日 | 日記



フィールドオブドリームスという野球の映画があった。主人公がとうもろこし畑を潰して野球場を作り始め、信念に従って行動する主人公とそれを支える家族。信じることの尊さを伝えてくれる映画であった。

この沼津西高校のグランドは、好きなサッカーを頑張り、チームの目標、個人の目標を叶えるための大切なグランドである。

正規のサイズはとれない。水捌けが悪い場所がある。土のグランドでボコボコしてしまう。言い出したらいろいろあるかもしれないが、夢や目標を目指すためのフィールドオブドリームスである。

俺たちのホームグランドである。

私も10年間、とても愛してきたグランドである。OBのみんなも、一年に一回かもしれないが、想いが詰まったこのグランドに帰ってくる。

いま、どれだけ、このグランドに愛情があるのだろうか。
このグランドがあるからサッカーに取り組むことができるのか理解できているのだろうか。
このグランドは、自分たちサッカー部だけのグランドではないことに気付いているのだろうか。

月曜日に、雨降る中、練習をした。
そもそも、雨の中やることに抵抗を示した選手がいるのも聞いている。(サッカーという競技を理解していないのでそこは触れない。)
使ったらどうなるかは、想像できるし、認識している。

フリーとなれば、他の部が使用する可能性がある。自分たちはそうさせてもらうから。

三年生は、今週で授業が終わる。体育の授業でグランドを使いたいと思っている。

ただでさえボコボコのグランドを平らにするチャンスかもしれない。



選手権で活躍した帝京長岡高校から雪かきの写真である。
雪国のチームは、毎日、これを当たり前のようにやっている。

40人でやればどのくらい時間がかかるのだろう。



このエコパのピッチに立つ夢をもち、俺たちのホームグランドで努力する。まさにフィールドオブドリームスである。

まだまだ挑戦者にはなれないのだろうか。




新人戦準々決勝

2020年01月26日 | 日記





新人戦準々決勝が愛鷹多目的競技場でありました。運営と審判があり、関わってきました。

準々決勝。つまりベスト8のステージです。このステージが目標である選手たちをスタンドで見つけたのは、数人でした。

焼津中央高校のチーム一丸となるプレイは、本当に参考になる闘いでした。決して下がって守り、失点だけを防ぎ、PK戦になればラッキーみたいなものではなく、自分たちのやれることの中で最大限の選択や判断をして、決断してプレイをやり続けることを見せてくれました。

それはさておき、いろいろ感じました。
静岡学園の選手たちの会場に来てから、アップを始めるまでの行い。また、アップの雰囲気。
試合中のサブの選手のアップ。また、サブの選手からのピッチの選手への声かけ。
サブの選手の試合への入り方や入った後のパフォーマンス。
ピッチ内での選手同士のコミュニケーション。
ベンチ外の選手のサポート。(選手権でも活躍した加納選手は怪我もありベンチ外でしたが、水汲みを率先して行い、コートを運び、選手に声かけを続けていました。)

これらは、この選手たちだからできるのか考えました。他の先生方とも話したのですが、やはり気付いていて当たり前のことをしているだけの選手と、気付かないでやらされている選手との違いなのだろうと思いました。

ボトルの水を自分たちで用意し、なくなったらプレイしてない選手が補うチームと、マネージャーに頼み、なくなったら「なんでないんだよ。マネージャー働けよ。」と言い放つ選手がいるチーム。
ゲームのために必要なチームの道具を運んだり整頓して使いやすいようにするチームと自らが使うユニフォームや着替えを脱ぎ捨て、マネージャーや他の選手がたたんだり揃えたりするチーム。

どちらが、細部にこだわり、気づいてやることができる人間性を備える選手やチームなのでしょうか?

ピッチ外のことだけ触れているようにみえますが、細部にこだわる選手は、プレイも拘りがみえます。
パスの質、コントロールの質。タイミングの質。サッカーの流れを読む力。自分が活躍するために味方と協力しようとする姿勢。何よりもチームのために全力を注ぎ込むメンタル。得点チャンスを逃さない飛び込み。もしかしたらというリバウンドの意識。シュートを決めさせてなるものかとシュートブロック。絶対に抜かせるかと粘り強い対応。抜かれた後の切り替えからのプレスバック。ここだと判断したときの裏への飛び出し。ピンチだと感じたときのポジションに関わらず全力で帰る守備。
これらの全てが変わってくるのです。

それをやるかやらないかで、ゲームがどのようになっていくかわかります。

だから、自らが気づいて、考えて、感じてやらなければいけないのです。

だから、ただいい選手がいるから強いとかだけで、サッカーは成り立たないので、ジャイアントキリングが起きやすいスポーツなのです。
だから、世界中の人がサッカーに熱狂するのです。

だから、日頃の積み重ねが大切なのです。







チェンジ

2020年01月25日 | 日記
今日は、所用があり、チームと離れました。
不在のなか、浅井先生より報告がありました。

まず、マネージャーが、グランドのゴミ箱の分別をしてくれていたようです。
沼津市は、ゴミの分別をしなければいけません。捨てる人が、捨てる時に分別すればこの仕事は必要ないのかもしれませんが、してくれました。
汚いと嫌がることも考えられますが、進んでやってくれたようです。


続いては、
初めの集合で渡邉先生が『昨日、何かを変えてみた人はいるか』と聞くと、ある選手がすっと手を挙げて『フルーツをたくさん食べてみました。』と言いました。それに続いて2人が手を挙げて『朝食をパンではなくてご飯にした』『お皿を自分で洗った』と言いました。

そして渡邉先生が『この3人を、しょうもないなと思った奴がしょうもない人間なんだ。あれだけ色々言われて35人中3人しか変わろうとしていない。』と言ってくださいました。

私はその選手が発言したことに驚きました。健康のためにフルーツを食べることを実践したこともそうですが、それよりも、沈黙の中で、手を挙げて発言できたことに大きな意味を感じました。

他にもそういう選手が出てきてほしいなと思いました。

与えられる

2020年01月23日 | 日記




今日は、松柴トレーナーと庄司トレーナーからミーティングがありました。
栄養のこと、コンディションのこと、考え方のこと。
いろいろと与えていただきました。
沼津西のサッカー部の選手は、かなり多くのことやものを与えていただいている環境にあります。
しかし、与えてもらっていることを忘れ、当たり前の感覚がズレている部分があるのではないかと思います。
また、与えてもらえることになれてしまい、自ら手に入れようとしないくなっているのかもしれません。

自らの力を高めるには、与えてもらっている状況ではなく、自分で掴みにいくことが重要です。
与えられている、やらされているうちは本物にはなりません。

そこに、自ら踏み出せるかが、大きな分岐点だと思います。

全国優勝者表彰式

2020年01月22日 | 日記


今日、静岡県高体連の全国優勝者表彰式に参加させていただきました。
今年度、全国大会で優勝した約130人が表彰されました。
まず感じたことは、やはり挨拶はしっかりできます。すれ違った人たちに気持ちよく挨拶する姿は、なるほどと思います。
また、立ち姿や聞く姿勢は、雰囲気があるものでした。
国体のメンバーだけでなく、静岡学園の何人かの選手と話をしましたが、もう次に向けて進んでいました。競争が始まっているのです。追い抜かれる危機感を口にした選手もいました。やはり日常の環境なんだと思いました。静岡学園のコーチとも話をしましたが、勉強に対する彼らの取り組みも、間違いなく一流です。追試になるなんてありえないという意地があるそうです。サッカーの競争から置いて行かれるし、将来の次のステージに向けた準備もあるからです。キャプテンの阿部選手はアメリカ留学に向けて飛び立ちました。

それと比較することが、沼津西の選手はできるのでしょうか?
すべてが中途半端になっていませんか?
言い訳ばかりではありませんか?
口ばかりになっていませんか?
見て見ぬふりをしていませんか?

静岡学園の選手の時間の使い方や集中力と沼津西の選手のそれは同じにはなり得ないのでしょうか?
与えられた24時間は同じはずです。