フィールドオブドリームスという野球の映画があった。主人公がとうもろこし畑を潰して野球場を作り始め、信念に従って行動する主人公とそれを支える家族。信じることの尊さを伝えてくれる映画であった。
この沼津西高校のグランドは、好きなサッカーを頑張り、チームの目標、個人の目標を叶えるための大切なグランドである。
正規のサイズはとれない。水捌けが悪い場所がある。土のグランドでボコボコしてしまう。言い出したらいろいろあるかもしれないが、夢や目標を目指すためのフィールドオブドリームスである。
俺たちのホームグランドである。
私も10年間、とても愛してきたグランドである。OBのみんなも、一年に一回かもしれないが、想いが詰まったこのグランドに帰ってくる。
いま、どれだけ、このグランドに愛情があるのだろうか。
このグランドがあるからサッカーに取り組むことができるのか理解できているのだろうか。
このグランドは、自分たちサッカー部だけのグランドではないことに気付いているのだろうか。
月曜日に、雨降る中、練習をした。
そもそも、雨の中やることに抵抗を示した選手がいるのも聞いている。(サッカーという競技を理解していないのでそこは触れない。)
使ったらどうなるかは、想像できるし、認識している。
フリーとなれば、他の部が使用する可能性がある。自分たちはそうさせてもらうから。
三年生は、今週で授業が終わる。体育の授業でグランドを使いたいと思っている。
ただでさえボコボコのグランドを平らにするチャンスかもしれない。
選手権で活躍した帝京長岡高校から雪かきの写真である。
雪国のチームは、毎日、これを当たり前のようにやっている。
40人でやればどのくらい時間がかかるのだろう。
このエコパのピッチに立つ夢をもち、俺たちのホームグランドで努力する。まさにフィールドオブドリームスである。
まだまだ挑戦者にはなれないのだろうか。