おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

荻窪用水にスカンポを見に行きました

2009-06-01 18:47:05 | 小田原-自然
♪土手のすかんぽ ジャワ更紗
 昼は蛍がねんねする
 僕ら小学尋常科
 今朝も通ってまたもどる
 すかんぽ、すかんぽ、川のふち
 夏が来た来た ドレミファソ

白秋の「酸模(すかんぽ)の咲く頃」です。

この歌は荻窪用水のあたりで生まれた と知り
「蛍の飛ぶ頃 スカンポは・・・?」と訪ねてみました。

↓荻窪用水・煙硝蔵堰
 (煙硝・・・近くに「火薬庫」か何かあったのでしょうか?)
 
あ、咲いてる咲いてる・・・
 スカンポ(酸葉--スイバとも)です。
  そうかー 本当に蛍が飛ぶ頃 スカンポが咲くんだ。 
 
スカンポの向こうは栗の林。
 栗も花をつけていました。
 

「煙硝蔵堰」はこの先で終わってしまうので、
 道の反対側の方へも歩いてみました。
 
↓この白い草は 菜の花の終わった姿・・・。
 (だと思います)
 
↓あら ホタルブクロが・・・。
 ホタルブクロも蛍が飛ぶ頃に咲くんですねー。
 
↓こちら側にも あちこちでスカンポが咲いていました。
 

小道の上に木が覆いかぶさって トンネルを作っている・・・
 
↓木には小さな赤い実がなっていました。
 桑ですね?(多分) 
 食べてみたら まだ熟れてなくて酸っぱかった^^;


桑の木のトンネルの向こうで
 又 荻窪用水に会いました。
 
ここでは イタドリの若葉を沢山見ました。
 水路の縁取りをするように
  赤い若葉が並んでいます。
 
なんだか イタドリの若葉も ボーダーに華やかな柄の入った
 ♪ジャワ更紗~ 
のようで 面白いと思いました。
(このイタドリを「スカンポ」と呼ぶ地域もあるので
 去年までは 「白秋の歌に出てくるスカンポは 
 スイバかな? イタドリかな? と思ってたんですよ・・・
 イタドリは秋のはじめに白い花をつけるので 
 蛍の頃に咲く のは スイバ ですね?)

 
__ と こんなのどかな場所ですが、
 すぐ下を「小田原-厚木 道路」が走っていて
ブーン ピューン という走行音が足元から聞こえるのでした・・・。

とまれ こんなのが 
 小田原の「すかんぽの咲く頃」 だったのでした~。
  おしまい。

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2 コメント

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ドレミファソ~♪ (あやこ)
2009-06-01 22:45:25
スカンポ、歌も花も初めて知りました!
まだまだ自然が沢山ある小田原って、
いろんな発見があって面白いですよね~。

小田原の「蛍田」って、蛍が沢山見れたことから
ついた地名だそうですが、今は名ばかりになっちゃったのかな??

白秋さんが見た景色、いつまでも残っていて欲しいですね♪

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あやこさんへ (numabe)
2009-06-02 23:41:55
ありゃー 初めてスカンポの花を見る という方があるなら もっとちゃんと撮ればよかった・・・。ごめんね、こんなショボ絵貼って。(是非 検索でちゃんとしたスカンポの花 見て下さい^^;)

この歌は戦前の小学校の音楽の教科書に載ってたそうです。私は両親から教わりました。
父は「又もどる」という歌詞が 子供達に受けてた と言ってました。(確かにちょっとナンセンスな感じがしますね?)
某友人は この歌がドレミファソ で終わるところに感心(?)してました。(専門用語でいうところの「半終止」なんですね) 半終止の曲って少ないから 例として挙げるのに覚えておいてもいいですね。

作曲は山田耕作。亡くなって50年が経過していないので 著作権の関係でMIDIのUPはJASRACに届けてお金払わねばならないのですが・・・
探したら わざわざそうしてくれてるサイトがありました。
http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-sukanponosakukoro.html
ちょっと面白い曲でしょ?

あ、蛍田って 蛍が沢山いたからあの地名に?
うーん うーん 地名になる程の沢山の蛍・・・ 見てみたかったなー。

一度失われた自然って回復させるのが大変ですよね。せめて今あるものは大切にして 次の世代に渡してあげたいものですね^^
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