名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

古都奈良の初秋

2010年10月29日 | 日記
秋篠寺・伎芸天と萩の新薬師寺

平城京遷都1300年で賑やかな、古都奈良の初秋を訪ねました

秋篠寺・大和西大寺にあります
緑と苔と樹木と本堂へ進む道は玉砂利、香水閣が有ります
国家鎮護の大元帥法(だいげんほう)祈願の霊水です。
国宝・本堂には多くの仏像が静かに佇んでいます
本尊は薬師如来坐像、その脇の端に伎芸天(何れも重文)がいます
直ぐお傍で拝見できて幸せです

新薬師寺・柳生街道、山の辺の道 入り口
聖武天皇病気平癒祈願のために、光明皇后が747年(天平十九年)建立
新は「あらたかな」の意味で新しいではない
国宝・薬師如来坐像と十二神将見事・豊かな表情にしばし見とれます。
本堂は国宝・観音堂・鐘楼・南門・東門など重文も多い。
桜も萩も花が良いそうです、萩が咲き始めていました。
デジブック 『古都・奈良の初秋』

京都名刹・金閣寺

2010年10月23日 | 日記
1397年(応永四年)室町幕府三代将軍・足利義満公が西芳寺(苔寺)をモデルに
北山文化を禅の様式を取り入れて開花させた「金閣寺」

古都京都の文化財・「世界遺産」として煌びやかに、美なるものの象徴として輝く

一層・寝殿造り 「法水院」・・・仏壇には宝冠釈迦如来坐像と義満坐像
二層・武家造り 「潮音洞」・・・岩屋観音坐像と四天王立像
三層・仏殿造り 「究きょう頂」・仏舎利

鏡湖池
に映る姿は美の極致
二・三層目から眺める葦原島(日本国)は見事な名石で形作る

龍門の滝・茶室「夕佳亭」・西園寺公時代の不動堂など見所も
方丈の襖絵は伊藤若冲の筆による(重文)
本山・相国寺の承天閣美術館には多数ある、一見

デジブック 『京都名刹・金閣寺』

京都名刹・竜安寺

2010年10月22日 | 日記
「世界遺産」臨済宗妙心寺派寺院

1450年(宝徳二年)室町幕府管領 細川勝元が妙心寺・義天玄承を開山として創建

方丈南側の枯山水庭園が石庭として名高い。
二方を油土塀で囲み東西方向30m、南北方向10mあまりの「虎の子渡し」の
名で知られている白砂の庭に15個の石を配石(塀に幾何学を利用、一度に15個見えず)
5・2・3・2・3に配置したもの、「七五三配石」「心の配石」と諸説ある。

方丈北側の軒下に石造りの「蹲居・つくばい」がある、吾・唯・足・知と読める禅の心
水戸光圀が寄進と言われている、非公開の茶室「蔵六庵」の前です。

デジブック 『京都名刹・龍安寺』

京都名刹・仁和寺

2010年10月22日 | 日記
真言宗御室派仁和寺・御室の桜と門跡寺院

1640年(寛永二年)御所立替の時に、桃山文化の粋を集めた
紫宸殿と清涼殿が移築された、それが今の国宝「金堂」・「御影堂」
それに併せて二王門・観音堂・五重塔・中門・経蔵(すべて重文)が創建された

国宝「金堂」の中は真言密教の国宝「阿弥陀如来坐像」脇に
国宝「観音菩薩立像」「勢至菩薩立像」がある(霊宝館蔵)

御殿の霊明殿には国宝「薬師如来」がある
何れも霊宝館に所蔵されており、是非一見
明治維新の官軍の「錦の御旗」もありました

文化面では御室流華道と仁清、「徒然草」の兼好法師に所縁が有る

デジブック 『京都名刹・仁和寺』

京都名刹・高雄山神護寺

2010年10月19日 | 日記
洛西の三尾「高雄・槇尾・栂尾」の紅葉の名所に高雄山神護寺がある
紅葉の前の静かな時に国宝「五大虚空蔵菩薩」が開帳

清滝川のせせらぎを渡り石段を上り詰めると其処には
弘法大師空海が14年過ごし、祈ったであろう国宝「薬師如来立像」
など多くの至宝がある、金堂の中は立体曼荼羅・十二神将軍・菩薩・天

多宝塔には「富貴成就」「息災増益」を祈願する虚空蔵菩薩様
「三絶の鐘」「高雄曼荼羅」「灌頂暦名」「伝源頼朝像」など国宝が待つ

紅葉の季節を思い拝観するのも良いものです


デジブック 『百寺巡礼・京都神護寺』