名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

名塔を巡る・大阪泉州

2013年08月30日 | 日記

名塔を巡る旅も紀州から泉州へ・国宝と重要文化財の塔を百基巡ります

慈眼院・・・南北朝の戦火にあい焼失、後村上・後亀山天皇の勅命で再興された。国宝・多宝塔は鎌倉時代文永8年(1271年)の創建です、石山寺・金剛三昧院と共に多宝塔の三名塔とされています。

大威徳寺・・・葛城修験道の霊場として尊崇を集めています、紅葉の名所牛滝山にあります、多宝塔(重文)は室町時代 永正12年(1515年)の創建です、弘法大師も修行された名刹です、大威徳明王が祀られています。

岩湧寺・・・修験道・役小角の開基と伝わる、多宝塔(重文)は室町時代末の創建で本尊の大日如来と愛染明王は何れも重要文化財で同じに安置されています。

名塔を巡る・大阪泉州


名塔を巡る・和歌山Ⅱ

2013年08月23日 | 日記

根来寺・・・高野山の高僧 興教大師が大治5年(1130年)新義真言宗をおこした、1585年秀吉の焼打ちにあったが、国宝・大塔と重要文化財の大師堂は焼失を免れた。多宝大塔の創建は天文10年1547年(諸説あり)高さ40mの大きな塔です。大師堂は明徳10年(1391年)ころの建立とされています、大伝法堂には重文の大日如来・尊勝仏頂・金剛薩た三尊を祀る。

金剛三昧院・・・高野山の塔頭で石山寺に次いで古い国宝・多宝塔があります、鎌倉時代(1223年)に建立で、高野山で現存する最古の建物です。

 

 

名塔を巡る・和歌山Ⅱ


名塔を巡る・和歌山

2013年08月16日 | 日記

「名塔を巡る旅」も奈良・京都・滋賀・北陸・信州・愛知・岐阜を経て近畿・和歌山へ入ります

長保寺・・・天台宗の寺院です、歴代紀州藩主の菩提寺です。平安時代中期の長保2年(1000年)一条天皇の勅願寺で慈覚大師の弟子性空により創建されています。現存する国宝・本堂は鎌倉時代延慶4年(1311年)です、国宝・多宝塔は南北朝時代の正平12年(1357年)の落慶、国宝・大門(仁王・湛慶作)は嘉慶2年(1388年)でこれだけ中世の仏教建築が残されているのも貴重です。

浄妙寺・・・臨済宗妙心寺派の寺院です。1585年の戦火にを免れた本堂(薬師堂)と多宝塔が残ります、いづれも鎌倉時代の創建ですが江戸時代に改修されています。

紀三井寺・・・西国霊場2番札所です。紀三井寺金剛宝寺護国院が正式名称です。本堂には秘仏十一面観音菩薩・重要文化財の多宝塔は室町時代文安6年(1449年)の落慶で、楼門は1509年で鐘楼は安土桃山時代1588年の創建です。桜の名所で和歌の浦も眺望できます。

 

名塔を巡る・和歌山


名塔を巡る岐阜美濃Ⅱ

2013年08月09日 | 日記

岐阜には三重塔の真禅寺・日吉神社・新長谷寺と多宝塔の日龍峯寺・長蔵寺で何れも重文です

日龍峯寺・・・歴史は古く仁徳天皇時代に遡るが、鎌倉時代に北条政子により再興された、本堂は京都清水寺の舞台(懸崖)作りです・応仁の乱で堂宇は焼失・江戸時代に再建された。焼失を免れた多宝塔(重文)は天文4年(1535年)の落慶です。「みたらしの霊水」も知られています。

長蔵寺・・・多宝塔小塔(重文)は天文16年(1547年)に落慶、屋内であるため今も壮麗で綺麗です、長良川の支流・武儀川のほとりにある古刹です

名塔を巡る・岐阜美濃Ⅱ


名塔を巡る・岐阜美濃

2013年08月03日 | 日記

真禅院・・・岐阜・美濃垂井に朝倉山・真禅院があります、三重塔(重文)は関ヶ原の合戦で消失、寛永19年(1642年)に再建されています、本地堂(重文)梵鐘(重文)などは近くの南宮大社から本尊とともに移築されたものです。

日吉大社・・・春日局ゆかりの稲葉一族により修造された三重塔(重文)は永正年間(1510年)落慶です。

新長谷寺・・・(しんちょうこくじ)室町時代の壮麗な伽藍があります、山内は撮影禁止でした。三重塔(重文)は寛正4年(1463年)に創建されてます。

名塔を巡る・岐阜美濃