名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

『若狭・明通寺・神宮寺』

2011年10月26日 | 日記

若狭小浜に明通寺があります、坂田田村麻呂が創建した寺として知られています。国宝・本堂と国宝・三重塔があります、現在は屋根の修復中でした。本尊は薬師如来(重文)です、脇士に降三世明王・深沙大将(重文)で藤原期の珍しい配置です。ほかに不動明王(重文)もいて山深い密教寺院の名刹です。

神宮寺は奈良二月堂の修二会に「若狭井」から香水を送り届けるお水送りのお寺です、本堂内陣も仏像と神号が同居する、一礼・拍手・合掌で参拝します、綺麗な姿の本堂と茶室も見事です、聖なる清水を戴いてお祈りします。

若狭・明通寺・神宮寺』


書写山・円教寺

2011年10月19日 | 日記

西国第27番札所・書写山円教寺を訪ねました。如意輪観世音菩薩と四天王が特別公開されてます。「西の延暦寺」とも呼ばれる天台宗の古刹です。

三之堂・大講堂・常行堂・食堂(じきどう)は何れも重要文化財で、諸堂の本尊も釈迦如来・文殊・普賢菩薩と阿弥陀如来も重要文化財です、五大明王・十二神将など平安時代の貴重な文化財を拝観できます。

近くの姫路城は「天空の白鷺」として修復中の様子を間近で見学できます。

 

 『書写山・園教寺』


播磨の国宝・鶴林寺

2011年10月11日 | 日記

鶴林寺は養老二年(718年)に七堂伽藍が建立された、聖徳太子所縁のお寺です、平安・室町時代の本堂と太子堂は国宝です、本尊の薬師三尊・と釈迦三尊像・聖徳太子画像など貴重な寺宝を宝物館で拝見できます。

特に白鳳時代の金銅聖 観音像は端正で微笑が美しいお姿を是非お勧めです。

『播磨路の古刹・鶴林寺』


播州播磨・国宝浄土寺

2011年10月05日 | 日記

東大寺再建勧進職の重源上人が建久三年(1192年)に建立。国宝阿弥陀堂(浄土堂)には鎌倉時代の仏師快慶作の阿弥陀如来・観音・勢至菩薩が西の蔀戸から差し込む西陽が西方極楽浄土よりの来迎の姿として浮かびあがらせる、その大きさと美しさにしばし息を飲む。東には本堂の薬師堂(重文)と重源上人を祀る開山堂がある。

晴れた日の午後3時以降の訪問をお勧めです、夕日を背にした美しい仏様が拝めます。

 『播州・国宝・浄土寺』