名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

名塔を巡る・法華経寺

2014年04月25日 | 日記

名塔を巡る・千葉市川 法華経寺は日蓮宗大本山です。日蓮の自筆である国宝「立正安国論」「観心本尊抄」他56巻、4冊、一帖、三軸が残されています。

五重塔(重文)創建は元和8年(1622年)・大祖師堂(重文)は杮葺きに比翼入母屋形式で岡山の国宝・吉備津神社拝殿と同じ作りです。法華堂(重文)は前の本堂で日蓮宗では最古(室町時代)の建物で大きくて気品があります、四足門(重文)など多く拝観できます。

名塔を巡る・法華経寺


名塔を巡る・新勝寺

2014年04月17日 | 日記

「名塔を巡る旅」も関東に入ります、最初は成田山新勝寺です。

起源は平安時代の「平治の乱」を鎮めるために寛朝大僧正が神護寺にあった空海作の不動明王像を奉じて護摩祈祷をこの地で行った事に始まる

三重塔(重文)は百名塔の中でも一番煌びやかでしょう、創建は正徳2年(1712年)です、そばに建つ一切経蔵と鐘楼も絢爛豪華です、総門をくぐり石段を登ると仁王門(重文)その前には大本堂が見えてきます、ご本尊不動明王(重文・秘仏)と創建から絶やさずに護摩祈祷が続きます。前本堂の釈迦堂・光明堂も重文です、釈迦堂の壁面を飾るのは五百羅漢と二十四孝の浮彫が見事です

額堂(重文)には所縁の七代目市川団十郎像があります、平和を祈る大塔には不動明王と真言の大日如来のを拝んで、家内安全・交通安全を祈ります

 

名塔を巡る・新勝寺


京の冬の旅・大法院

2014年04月10日 | 日記

京の冬の旅・妙心寺・塔頭の大法院を訪ねた、真田幸村の兄 信之と孫の長姫の菩提寺です、客殿には真田家の六文銭と信之・長姫の画像と客殿を囲むように広がる路地庭園が風情があります。幕末の思想家「佐久間象山」の墓所でもあり所縁の肖像画も

退蔵院は妙心寺の塔頭で仏殿横にあります、常に拝観できます、禅画で国宝・瓢鮎図は如拙が描いたものです、禅問答の一端が学べます。狩野元信が作庭した庭と数々の表現がされた庭を満喫できます。

京の冬の旅・大法院


京の冬の旅・聖澤院

2014年04月03日 | 日記

妙心寺は諸大名の支持を得て大きく栄えた、40余塔頭は龍泉派・東海派・霊雲派・聖澤派の四院が中興、聖澤院はその本庵で初公開です。

狩野派と文人画家の水墨障壁画が方丈と書院の84面の襖絵が見応えがあります。片山尚景「「獅子図」狩野典信「麒麟図・竹林七賢図」と富岡鉄斎「巌栖谷飲図」など客殿南庭と暫し癒しの一時です

京の冬の旅・聖澤院