名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

高野山・金剛峯寺-2

2011年07月26日 | 日記

金剛峯寺・・・高野山真言宗総本山で国宝23件・重要文化財187件・霊宝館には大仏師運慶の八大童子像(内6体)快慶の四天王像など多くの至宝を見ることが出来ます。本山では奥院・別殿新書院で狩野元信・探幽などの襖絵が見れます、石庭も壮大で一見。

慈尊院・・・高野山参詣の表玄関、九度山にある、慈尊=弥勒のことで国宝弥勒菩薩が本尊です(2015年開扉)。弘法大師の母堂を祀り、女人高野とも呼ばれます。

観心寺・・・大阪の文化財の宝庫です、京の真言行者が高野山詣でのさいの中宿で皇室の尊崇も高く(定額寺=官寺に準ず)国宝の本堂と本尊は国宝の如意輪観音です。

 『高野山金剛峯寺-2』


高野山・金剛峯寺-1

2011年07月19日 | 日記

弘仁7年(816)弘法大師は標高800mの高野の八葉の蓮華になぞれえられる峰々に囲まれた地に壇上伽藍を建立、山を登りきった山上には宗教の結界の象徴大門が聳え立つ。 朱に輝く根本大塔を中心に優美な姿の国宝不動堂・御影堂そして金堂・孔雀堂・西塔・東塔など配された、荘厳な雰囲気です。

杉木立の中に「一の橋」がそこからは光景が一変する、気持ちが引き締まる。燈籠堂をへて大師の御廟へ88ヶ寺巡礼結願御礼,同行二人を感謝しつつ。

 

 

高野山金剛峯寺-1』


近江八景・三井寺(園城寺)

2011年07月12日 | 日記

三井寺は天台寺門宗総本山です、千年前には四大寺院に数えられていました、山門(延暦寺)との長い対立がありましたがその都度文化財は護られて今の姿を現しています。近江八景「三井の晩鐘」・三井呼び名も天智・天武・持統天皇が産湯を使われて御井戸。      

西国33ヶ所14番札所としても有名で、そこには観月舞台があり琵琶湖の眺望と重ねて是非訪れる価値ありです。

滋賀県は京都・奈良に次いで国宝が多く有ります、三井寺・石山寺・延暦寺にその大半が有ります、国宝・金堂の中に平安時代から江戸時代までの仏像が見れます苦難の中を今にある文化財はそれは価値があります。

 『三井寺・長等山園城寺』


石光山・石山寺

2011年07月06日 | 日記

西国33ヶ所巡礼の十三番札所・「源氏物語」の誕生の地として多くの人が訪れます、本堂は滋賀県最古の建物で永長元年(1096)に再建された国宝です。多宝塔も国宝で快慶作の大日如来坐像(重文)が安置されています、今本堂で見れます・ご本尊は秘仏で33年に一度ご開帳されます、如意輪観音半跏像です、その胎内仏(重文)も本堂脇で拝観できます

清流瀬田川の流れ、風光明媚な石山寺は平安貴族の「石山詣」で多くの文学作品「源氏物語」「蜻蛉日記」「枕草子」「更科日記」など多く描かれています。

 『石光山・石山寺』


山寺・宝殊山 立石寺

2011年07月02日 | 日記

東北・天台宗の拠点・根本中堂には千年余「不滅の法燈」が護り続けられています、1015段の階段を登りつめると、そこは天下の絶景五大堂からの眺望が疲れを取り去る。

俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」でも有名、「閑けさや 岩にしみいる せみの声」奇岩の岩屋を登るとそれが実感できます。さくらんぼが実に美味でした。

山寺・宝殊山立石寺』