名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

明王院・国宝 五重塔

2012年10月29日 | 日記

明王院は国宝・本堂は元応3年(1321年)に尾道・浄土寺に倣って建てられた・国宝・五重塔も貞和4年(1348年)に建てられた。ほぼ同じ時代に立てられた景観を今に留めているのは明王院だけだという。本尊は厨子に納められた秘仏の十一面観音菩薩立像・伝教大師最澄が「一刀三礼の霊像」と伝えられる。

本堂の南に建つ国宝・五重塔は和様の美しい姿が凛として立つ。

『明王院・国宝 五重塔』


尾道・国宝・浄土寺

2012年10月22日 | 日記

尾道の町を見下ろす高台に立つ浄土寺は聖徳太子創建と伝わる古刹です。国宝本堂と国宝多宝塔は鎌倉後期の建築で仏堂建築の傑作として知られる。

足利尊氏が本尊十一面観音菩薩(重文)に武運長久を祈った寺としても名高い、本堂・山門には足利の紋章があります

阿弥陀堂・山門・庫裏 方丈・客殿と聖徳太子像(三体)曼荼羅・仏涅槃図・法華経など重要文化財です多くの寺宝は宝物館で拝観できます。

   

          

 『尾道・国宝・浄土寺』


瑠璃光寺・国宝五重塔

2012年10月15日 | 日記

瑠璃光寺・国宝五重塔は嘉吉2年(1442年)建立された、その姿は優美で凛然としたその姿は日本三名塔の一つと称される。

室町時代、中国・明との貿易で栄えた大名大内氏が華やかな文化をこの地・山口に築いた、瑠璃光寺は曹洞宗で大本山は永平寺と総持寺です、ご本尊は薬師如来で、五重塔には釈迦如来像と建立の大内義弘像が祀られるています。

禅宗画家・雪舟も所縁の地で画房・雲谷庵の跡地は近くにあります、1549年ザビエルが布教に訪れ記念聖堂も近くにあります。

 

 『瑠璃光寺・国宝五重塔』


出羽三山・国宝五重塔

2012年10月08日 | 日記

出羽三山は信仰の御山・「生まれ変わり」の思想・月山で極楽浄土を願い・羽黒山では現世の幸せを願い・湯殿山では功を積み再びこの世に生まれ変わるのを念じる。

羽黒山・・・出羽三山の中心的な存在です、国宝・五重塔は平将門が建立と伝えられる、日本三名塔の一つです。冬季は月山・湯殿山は入れません、三神合祭殿参拝で全てお参りした事になります。隋身門から五重塔へ古い杉並木を経て、三神合祭殿へは2446段の階段を上ります。

月山・・・標高1964m八合目には中宮があります、弥陀ヶ原には湿原も山頂へは2時間で行けます、日本海と磐梯朝日・蔵王山の眺望は素晴らしいです。

湯殿山・・・出羽三山の奥の院とされ厳しい修験場として知られます、裸足でお参りします、ここでの見聞は他言してはならぬ仕来りです。

 

出羽三山・国宝五重塔


京都古刹太秦・広隆寺

2012年10月01日 | 日記

京都・太秦 広隆寺は推古天皇11年(603年)建立された、山城最古の寺院です。

聖徳太子建立七大寺の一つです、国宝20点、重要文化財48点を有する名刹です、その中でも国宝第一号に指定された「弥勒菩薩半跏思惟像」は飛鳥時代を代表するそれは美しい慈悲の仏さまです。

国宝・桂宮院本堂は10・11月の祝祭日に公開されます、嵐山・嵯峨野へ向かう前に新霊宝殿の国宝の数々を是非鑑賞下さい、お勧めです。

 『京都古刹太秦・広隆寺』