名刹・古刹・国宝・名塔を巡ります

五木寛之著「百寺巡礼」講談社刊
日本列島の北から南まで百の寺と百名塔を巡ります

『湖東三山・百済寺』

2011年12月27日 | 日記

湖東三山の中でも最古の天台宗の百済寺は、聖徳太子が発願し建立されました。近江を開拓中の渡航人たちの望郷の念を想い喜見院には「天下遠望の名庭」が作庭されています。

麓の赤門から極楽橋を渡り本堂までの上り道の境内には千本の紅葉が色鮮やかに錦秋を見せてくれます。1573年の焼き打ちに合うまでの壮大な城塞とも見える石垣そして五重塔あとなど往時を偲ぶ多くの歴史が見て取れます。西明寺・金剛輪寺・石塔寺を是非訪れて紅葉をご覧下さい。

 『湖東三山・百済寺』


『京都名刹・毘沙門堂』

2011年12月21日 | 日記

京都・山科毘沙門堂は天台宗五箇室の門跡寺院です(妙法院・青蓮院・三千院・曼殊院)ご本尊の毘沙門天は天台宗開祖の伝教大師が刻んだと伝えられています。春の枝垂れ桜 と秋の紅葉は有名で、勅使門へ登る石段はもみじの絨毯が敷かれていました。「そうだ京都へいこう」のPRの写真のシーンです。

宸殿の護法山の玄関を入ると丸山応挙の「鯉の板戸」が迎えます、「九老の図」・霊殿の「龍の天井画」など多くの見所があります、宸殿の奥の晩翠園も江戸初期の回遊式庭園の紅葉も綺麗です。

『京都名刹・毘沙門堂』


『紅葉・近江の永源寺』

2011年12月13日 | 日記

湖東三山・西明寺・金剛輪寺・百済寺の紅葉を愛でて、近江の「血染めのもみじ」と呼ばれるほど真紅の紅葉が美しい近江の永源寺へ、臨済宗永源寺派総本山の格調も高く素晴らしい名刹です。室町時代の初めに創建、以降後水尾天皇・井伊家の帰依もえて仏頂国師が中興の租です。本堂の葦葺きの禅寺ならではの佇まい美しい姿です。

『紅葉・近江の永源寺』


『奈良多武峰・談山神社』

2011年12月07日 | 日記

奈良・多武峰の談山神社は自然の多い山深い地にあります、秋の紅葉が朱の社に映えて誠に見事です。多武峰縁起によりますと中大兄皇子(天智天皇)と藤原鎌足が密かに語らい「大化の改新」所縁のかたらいの山と言われています。

本殿・拝殿・権殿ほか15点の重要文化財の建物と多くの美術工芸品も所蔵されて、自然を愛でて遠い奈良時代に思いを馳せてください。 

『奈良多武峰・談山神社』