先日アメリカのニュース番組でサウンドオブミュージック公開から50年と報じていました。
いつまでも語り継がれる素晴らしい映画ですが、特に冒頭の撮影シーンは本当に大変だったと、ジュリー・アンドリュースが回想していました。
それにしてもロケ地となったザルツブルグの街や冒頭の山は50年前のままなのに驚きました。もし今、日本であれだけ映画が話題になれば、山の頂上にはトラップ家の銅像が建ち並び、街はその面影を失ってしまうのではないかと危惧されます。
人々に本当の夢や喜びを与えるのは銅像や土産物ではなく、そこに暮らす人々のその土地への愛ではないでしょうか。
「観光」とは観て人の心が光ることなのです。