はじめてのスカイプ（Skype）面接 ～ 52歳のハローワーク（13） ～

　前回の続きです。

　「求人に興味があるので、もう少し詳しい企業情報が欲しい。」と言うメールを長崎の人材エージェント（転職エージェント）さんに出した後に、「確認するので、少し待って下さい。」と言う返事をもらってから数時間後に、「その企業にホームページはないが、その企業の担当者にスカイプ（Skype）で直接聞くことはできる。」との返事がきました。その返事を読んで私は、「えっ、ホームページはないのにスカイプは使えるんだ。」と少し驚きました。

　ちなみに、使用されている方も多いと思いますが、『スカイプ（Skype）』とはテレビ会議や通話等ができるインターネットの無料アプリです。私も以前勤めていた会社で地方の事務所との会議で使った経験があります。今の私には全く縁のないアプリですけどね。

　長崎の人材エージェントさんのメールには、「まずは電話面談をしたい。」とも書かれていたので、数日後に電話で話をすることになりました。求人を出している企業に私を紹介する前に色々と私の職歴や経験等を確認したかったみたいです。人材エージェントさん経由での応募はこんな感じなんですね。

　そして、電話面談の当日。
　長崎と埼玉の2人で30分くらい色々と話をしました。転職サイトには私の履歴と職務経歴を登録しているので、それを基に色々な質問をされました。顔が見えないだけで完全な面接でしたね。ここで落とされる人もいるんでしょうね。
　電話面接がほぼ終わった時に、「〇〇さんを企業に推薦させて頂きます。」と言う言葉をもらいました。第一関門突破ですね。次は企業との面接です。

　電話面接の後、家に帰ってから履歴書と職務経歴書のデータを長崎の人材エージェントさんにメールで送りました。後は面接の日程の連絡待ちです。

　数日後に面接の日程の連絡が来ましたが、最初にもらった求人情報に書かれていた『現場を見て欲しいので面接は佐賀で実施』とは変わって『スカイプ面接を実施』となっていました。しかも、日程は私の仕事が一番忙しい月末の指定です。
　「こりゃ、日程的に無理か。」と思いましたが、この求人にはとても興味があったので、「7月13日から広島に行く予定があるが、13日（金）に佐賀に行くことはできるので、その日に面接が可能かどうか企業に聞いて欲しい。」と返信しました。全く企業情報のない状況だったので現場を見ておきたかったのと、広島行きと絡めることが出来れば旅費も節約できますからね。

　そんな要望を出しましたが、他の候補者との兼ね合いもある、とのことで私の要望は通りませんでした。6月中に全ての面接を終えて採用者を確定したかったようですね。こうなると私も腹を括るしかありません。仕事を調整して有給を取って面接に対応することにしました。私の自宅にはスカイプ面接できる環境はないので、長崎の人材エージェントさんの東京支店に出向いて面接を受けることにしました。

　そして、面接当日。
　はじめてのスカイプ面接は約40分くらいで終了しました。パソコンのモニター越しに話をした面接官は2人でした。
　色々と質問され、私も質問しましたが、先方が回答に詰まることもあったので、ひょっとすると面接官の2人は親会社の社員さんだったかもしれません。従業員数を聞いた時に2人で顔を見合わせてすぐには答えられなかったですからね。尚、今回は2名採用する予定とのことでした。「焦らずにじっくりと数年かけて会社の基礎を作って欲しい。」と言われたのには少し驚きました。責任重大ですね。

　私は聞きたいことは聞き、言いたいことは言ったので満足感を持って面接を終えました。
　ただし、「企業情報が全く判らないので、簡単なものでいいのでホームページは用意した方がいい。」と私が言ったら、「言われちゃったよぉ。」と2人が顔を見合わせて苦笑いをしていたので悪印象を与えたかもしれません。あと、「引継ぎもあるので入社は10月以降になる。」と人材エージェントさんに伝えていたことを言ったら、「聞いていない。9月から忙しいので、なるべく早く入社して欲しい。」とも言われたので、これも悪印象ですね。まぁ、これで落ちたら仕方がないですね。縁がなかったと諦めるしかないです。


　以上、はじめてのスカイプ（Skype）面接の話でした。
　面接終了後に長崎の人材エージェントさんに報告のメールを入れたところ、「面接結果は一週間以内に連絡します。」と返事がきました。あとは待つだけです。
　それにしても、なんだか6月は疲れました。今度記事に書きますが、スカイプ面接の前の週に仕事中に自動車事故に巻き込まれていますからね。今年は嫌なことが多すぎます。