この迷宮の案内人・銀狐です。
不定期連載小説「Punishment―疑わしきは罰せよ(3)」の経過報告をさせて頂きます。
アナログ下書きは(3)終了後(4)の冒頭までは書きかけていますが、(4)については再考を要するため一旦白紙に戻す予定です。
(3)の草稿入力はまだ冒頭部分から進めていませんので出来れば明日にでも入力完了して投稿出来たらなと考えています。
起承転結で言えば転に相当するこの(3)ではいわゆる敵キャラサイドのお話で、(2)で登場したヒロイン姉妹は登場しません。
(4)でヒロイン姉妹と仲間になる4人の若者が登場して初めてこの作品の主題部分に繋がっていきます。
今回の作品はアメリカ映画のB級SF作品のような展開ですが、今までのきつねめの作品をお読み頂いたことのある方なら恐らく予想しておられる通り、主題はあくまでも精神的な問題です。
社会的問題や医学的事象とかはあくまでも言わんとする物語のために設定せざるを得ない必要最小限のアイテムに過ぎないので、現実とはかなり乖離しているとは思いますが、そこは恒例の「異世界の物語なので」という免罪符でご容赦願います。
毎度のことながら登場人物は殆どが心に闇を抱えていますし、正義の味方も極悪人もなく、誰しも多かれ少なかれそうであるように弱いところも汚いところもある普通の個人はいつどんなきっかけで闇に染まるかわからない、という視点で見つめつつ、それをいわゆる「中二病」っぽい描写で表現しています。
今回は「ボス敵と思えばそうではなくラスボスはこんな意外なところに」というようなどんでん返しはありません。わかりやすい敵キャラはそのままボス敵です。
ただ、読まれた方が最終局面でそのボス敵の動機を知った時、それを意外だと思うのか、いつもの銀狐ワールドあるある・通常運転で「どうせそんなところだろうと思った」と言われるのかはきつねめの筆力にかかっていると言うことでしょう。
だからこそこの(3)からの伏線の張り方には細心の注意を払わねばと身が引き締まる思いです。
取り敢えず明日は入力作業に勤しみますので今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
よろしければまた時空城へお越し下さい。
あなたを摩訶不思議な異世界の旅へとご案内致します。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております。