Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

木の上のべべ

2009-06-20 17:17:47 | 猫物語

  裏庭のアジトを散策中のこと。
  タッタッタッタッ
  凄い勢いで走ってきたかと思ったら
  サササササーッと目の前の木にべべが駆け登った。

  きゃあ、べべカッコいい!
  さすが男の子だねぇ。

  何事もなかったかのように更に上を見上げるべべ。
  本人も気持ちよかったんだろうなぁ。

  

  でもね。しばらくしたら、さかんに下を見ては落ち着かない様子。
  そして、出ない声で鳴き始めた…
  
  ヒャア、ヒャア

  エッ!?もしかして登ったはいいけど降りられないわけ?
  踏み出そうとするけどどう降りたらいいかわからない…

  そんな~!

  下で手を思いっきり広げて呼んでみる。
  べべー、おいで!

  だからといって飛び降りるわけないか!
  私も正直言って受け止める自信はない!

  ゲッ、どうしよう!?
  脚立は…?
  おかあさん気分の私は周りをウロウロ脚立を探してまわる。

  べべが意を決して足を1歩踏み出す。

  ああっ、危ない!

  枝にくるりんとぶら下がるべべ。
  さすが猫!身軽い!
  枝の上に立ち上がったべべは次の1歩を踏み出す。
  落ちそうになりながら、ズズズーッと踏みとどまる。
  何か手に汗握ってしまう…

  助けてあげたいけど助けられない無力な私…

  そしてとうとう爪をひっかけながら木から降りたべべ。

  思わず、
  べべ良かったね~
  と抱きしめた。

  すると、嫌がって
  サッサと私の腕からすり抜けていったべべ。

  何でぇ~
  あんなに心配してやったのに…!

  でもまあ、一番怖い思いをしたのはべべだけど…

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