Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

映画「フィールド・オブ・ドリームス」

2011-07-16 09:49:53 | 映画

  この映画は、私の大好きな映画のひとつです。
  多分、ベスト10には入るでしょう。
  スクリーンで見た後、DVDでも何度も見ていますが
  先日、久しぶりに映画館のスクリーンで見ることができました。

  農業を営むレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は
  ある日、トウモロコシ畑で不思議な声を耳にします。

  「それを作れば、彼はやってくる」

  最初は幻聴だとレイは思いますが、それは何度も聞こえるのです。
  そして、トウモロコシ畑をつぶしてまで、野球場作りを始めます。
  周囲の嘲笑。

  でも妻のアニー(エイミー・マディガン)は実に理解があるのです。
  夫の常軌を逸したと思える行動を支持し、温かい目で見守ります。

  そして起きる最初の奇跡。
  野球界を永久追放され、失意の内に死んでいった
  シューレス ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)が
  レイが造った野球場に現れるのです。

  ここは天国か?
  ここは、アイオワさ。

  彼は、幽霊?幻想?
  これはファンタジー映画なんです。
  亡くなった人たちが、思いを残した一番いい時代の姿で登場します。

  私が先ず好きなのは、謎の声を聞く時の音楽です。
  琴線に触れるようなファンタジックな音楽。
  それは、いつまでも私の心の中に残っています。

  アメリカ人の大好きな野球。
  その野球を通して、夢を叶えてくれる映画です。
  信じれば叶う。
  それを教えてくれるやさしい映画です。

  私、今まで何度も見て涙を流すことはなかったのに
  今回は何でもないところからウルウルきてしまいました。
  先がわかってるだけに…ってことでしょうか。

  いやあ、でも久しぶりにケビン・コスナーに会いました。
  この頃のコスナーっていいですね~
  一時、とっても好きだっただけに懐かしくて…
  「ウォーターワールド」がこけて、なおかつスキャンダルで
  長年連れ添った夫人と離婚し、それ以来さっぱりのようです。

  出演シーンがカットされる映画に始まり、死体役、そして
  「シルバラード」で見いだされ「ファンダンゴ」や「アンタッチャブル」など
  ヒット作に恵まれ、「ダンス・ウィズ・ウルブス」で監督・主演で
  アカデミー最優秀監督賞と作品賞を受賞。
  順風満帆な人生を歩んでいるかに見えましたが、
  随分おごり高き人間になっていたようですね。
  やはり人間、おごってしまって自分を見失ってはダメってことですね。

  今度、映画「スーパーマン」で、クラーク・ケントの育ての父役が
  決まったそうです。好きな俳優さんだっただけに再起を祈ります。

  奥さん役のエイミー・マディガン、頼もしいですね。
  自分の夢を実現したい男性にとって、理想の奥さんです。
  このエイミー・マディガン、「ストリート・オブ・ファイアー」で
  女戦士を演じて、すごく印象に残っていました。
  俳優エド・ハリスの奥さんらしいですね。

  テレンス・マン役のジェームズ・アール・ジョーンズは
  低音ボイスが魅力!
  「スターウォーズ」のダースベイダーの声でおなじみですね。

  最近、ちょっと見なくなってしまったけど、この作品から火がついたのが
  シューレス・ジョー役のレイ・リオッタ。
  いい役をいい雰囲気で演じてましたもんね。

  そして、この映画が遺作といっていいのは(劇場公開用の映画としては)
  ムーンライト・グラハム役のバート・ランカスター。
  大スターです(テレビで昔の映画をよく見てました)
  こんな味のある老人役をやるようになっていたんだ…
  と思いながら見たんです。

  出ている俳優さんがすごい人ばかりで、しかも夢のある映画で
  謎の声の真相をそれとなく解き明かしていき、
  心地いい結果を出してくれる…

  後悔に苛まれて自分を責めている人はたくさんいると思うのです。
  あの時にもっとこうしていれば…
  それをあの時ではなく、もっと過去に遡って叶えてしまう
  という発想がおもしろい映画です。

  

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