Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

映画「ダークナイト」

2008-09-16 20:18:28 | 映画
  37 ダークナイト

  とにかくすごかった。
  先ずはやはりジョーカー役のヒース・レジャー。
  白塗りの顔に耳まで裂けた赤い口。
  一度も素顔は出て来ない。
  聞かされなきゃ、誰だかわからない…
  のっけからピエロの面をかぶった集団が銀行を襲い
  手下を次々に殺して大金を独り占めするのが
  ジョーカーなのだ。
  彼は全てゲームをするかのように
  バットマンに卑劣な罠を仕掛けて行く。

  写真の顔をよく見ればその白塗りの顔が
  ヒース・レジャーだと気づく。
  彼だと知ってみれば、その声はまさにヒース・レジャー。
  新境地開拓のその演技はとことん凄みがありすぎる。
  時々、舌なめずりする一種独特のしゃべり方をするジョーカー。
  その狂気の演技は死と
  背中合わせだったとしか思えないものだった。
  若干29歳…。
  すごく惜しい俳優を亡くしたと思う…。

  出演陣もすごい。
  バットマン=ブルース・ウェイン役は
  「バットマンビギンズ」に引き続いて
  クリスチャン・ベール。
  今回はすごく引き締まった体つきで
  以前にも増して大人の魅力を感じた。

  大御所、マイケル・ケイン。
  もう幾つになるんだろう?
  そして、モーガン・フリーマン。
  この二人のベテランが脇で作品を引き締めている。
  
  いつも悪い役のゲイリー・オールドマンは
  今回は頼もしく道徳的な刑事ジム・ゴードン役。
  意外な気がしたが、やはり彼はうまい。
  他にも、ハービー・デント役のアーロン・エッカートや
  レイチェル役のマギー・ギレンホール。

  レイチェルとハービーがジョーカーに捕えられる。
  ブルースは愛するレイチェルを救出に向かい
  ゴードンがハービーを救出に向かうが
  ジョーカーがハービーとレイチェルの居場所を
  逆に教えるという罠を仕掛けたため
  ブルースはレイチェルを救うことができなかった。
  このジョーカーの仕掛けは惨い。

  こんな二者択一の罠が幾つも出てくる。
  極めつけは一般市民の命か囚人の命かという選択。
  この時の選択はジョーカーの期待を裏切るもので
  囚人も人々も素晴らしい。

  このようにこの作品はこれでもかこれでもかと
  ジョーカーの罠が次々と仕掛けられ
  手に汗を握ってしまう。
  それだけこの作品のジョーカーの存在は大きく、
  ヒース・レジャーの演技が強烈に心に残る。

  また、今までのゴッサムシティと違って
  町全体の雰囲気が少しばかり現代の街並に
  近くなった気がする。
  今までの町も暗い独特の雰囲気が好きだったが
  今回のはそれ以上に私は好きだな。

  とにかく今回はヒース・レジャーに乾杯!
  そして、ヒースよ。安らかに…
  
  

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