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「暖かい家」と「寒い家」の違いとは4 まとめ

2019年04月16日 | 高性能住宅HEAT20 G2グレード・ZEH住宅など

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アシストホームの監督Kです。

「暖かい家」と「寒い家」の違いとは4 まとめ

4回目はまとめです。

LD比較のまとめ

AC稼働後の表面温度の違いから
快適な環境をつくり維持するのには断熱性能が重要だということがわかった。

M様邸
エアコン停止から8時間で前回測定値よりも表面温度が平均で5.2℃低下。
アパートの表面温度が平均で4.3℃の低下だったので約1℃低い表面温度になっているが、
外気温の差を考えると保温力が高いことがわかる。
外壁面・内壁面の壁、床ともにAC稼働4時間後には表面温度が設定温度以上になっていたので
断熱性が高く、暖房の熱が外部に逃げにくい快適な環境になっていた。
このことから「寒い家」にありがちな
「室温は高いけど足元が寒い」
「壁際がひんやり寒い」
ということのない快適な環境になっているようです。

アパート
24時間を通して表面温度がACの設定温度まで到達することはなかった。
いつまでも外壁面・内壁面の壁や床の表面温度が低い状態なので、
室温は高くても壁・床面がヒンヤリとして寒く上下の温度差で不快。
壁面などで冷やされた空気が冷気となって床面にたまり、足元が寒い状態が続くのではないかと思う。

AC 21~22℃設定で表面温度が16~18℃なので、
単純に考えてACを24℃の設定温度にすれば表面温度が20℃前後になるのだろうか?


LD窓ガラス比較のまとめ

8:00の表面温度は約1℃くらいの差だったが、
ACを稼働させるとその差がはっきりとした。

M様邸
ACを稼働させると4時間後にはガラスの表面温度が20℃に達していた。
その後は外気温低下の影響か、表面温度が低下。
しかしデータをみるとアパートの外壁面の壁と同じような数値になっていた。
このことから外気温の違いを考えると
リクシルのサーモスLの複層ガラスのほうが
アパートの壁・床面よりも断熱性能が高いのではないかと思われる。
(マジかよ・・・。)

アパート
8:00~16:00の測定値に変化がほぼ無く、断熱性の悪さがよく分かった。
窓の近くにいると冷気の流れを感じ寒い。
ホットカーペットの上でゴロゴロしていても冷気の流れを感じ寒い。
コールドドラフト現象ってヤツですね。
窓を複層ガラスにしたり
インプラスなどの2重サッシにすることでコールドドラフト現象を緩和させれば
足元の寒さが軽減され部屋の暖かさが得やすくなると思われる。

簡単な方法としては測定結果のデータにも出ているが
シャッターを閉めると2℃ほどガラスの表面温度が上がったので
寒い日にはしっかりとシャッターを閉めることで
多少暖房の効きがよくなるのでないかと思う。


洗面比較のまとめ

間取りが違うので、
あまり比較にはならないが参考になることはあった。

M様邸
洗面室は非暖房でありながら、
暖房使用中のアパートLDと同じくらい高い表面温度の測定箇所もあった。
M様邸の洗面室はLDKに隣接しており
浴室に24時間換気の換気扇があるので、
LDK→洗面室→浴室 という空気の流れがある。
暖房の暖かい空気もその経路で移動するので
LDKなどに隣接させることで非暖房の洗面室も暖かくなるのではないかと思う。
ただし断熱性能が高いことが前提となるだろう。

アパート
LDKから少し離れているため、
やはり非暖房では表面温度の変化無し。
小刻みに震えながら服を脱ぎたくないし、
風呂上りに温度差でブルッとなるのは辛い。


浴室比較のまとめ

M様邸は表面温度が14~15℃で安定していました。
LDKの暖房の熱が
LDK→洗面室→浴室 と移動しているので
外気温が低いわりに表面温度が高めだった。
浴室暖房を入浴前に少し入れておくだけで、
体への負担が少なく快適に入浴できるでしょう。

アパートはM様邸よりも外気温が高かったが、
表面温度は平均2.5℃低かった。
同じように24時間換気の換気扇が浴室にあるが、
各部屋の断熱性能が低いので
浴室の表面温度を上げるまでの熱エネルギーが残っていないのだろう。
シャワーで浴室を暖めておかないと
一番風呂は寒くて辛いです(笑)
お風呂から出るころになって浴室が暖まります。
お湯に浸かるとお尻がヒヤッとするので断熱材で包まれた浴槽がほしいところです。
暖かい家のお風呂に入りたい。

LD暖房器具消費電力の比較まとめ

2月11日のデータ
最高気温 6.5℃ 最低気温 -0.2℃

M様邸の
AC消費電力は16時間稼働して4.7kwh
アパートの
AC消費電力は10時間稼働で4.6kwh
(アパートは6時間稼働時間が短い)
アパートは寒かったのでホットカーペットや電気ストーブも使用して合計6.1kwh。
厚着をして壁際や窓際はひんやり寒いのでに近づかないようにしていました。
壁やサッシの断熱性能の低さでエネルギーロスが大きいようです。

3月3日のデータ
最高気温 9.9℃ 最低気温 6.9℃

M様邸の
AC消費電力は15.5時間稼働して3.0kwh
アパートの
AC消費電力は16時間稼動して3.3kwh
さらにホットカーペットも使用したので合計4.8kwhでした。

ACの稼働時間がほぼ同じで消費電力も近い数値が出ました。
思ったほど消費電力に差がないなぁ、
というのが正直な意見かと思います。
ですが、
M様邸は2月11日も3月3日もACのみで同じように快適だったので
おそらく3月3日にサーモグラフィーで表面温度を測定しても
今回(2月11日)と同じような測定結果になったでしょう。
(2月11日よりも外気温が高いのでそれよりも表面温度が下まわることは考えにくい)
同じようなAC消費電力でしたが、
LDの快適さには大きな違いがあったと思います。
アパートは頭の上ではエアコンの温風がゴーゴーで目がショボショボ、
足元はコールドドラフト現象でキンキンヒヤヒヤ・・・
快適ってなに?


最後に・・・。
今回、「暖かい家」と「寒い家」の違いは何なのか?
ということでサーモグラフィーにて
外壁面・内壁面の壁と床や
サッシのガラスの表面温度を測定し、
HEAT20 G2グレードの高断熱住宅と
一般的な賃貸住宅とを比較してみました。

部屋の大きさや間取り、
外気温など同一条件ではありませんでしたが、
HEAT20 G2グレードの家では寒い冬でも
快適な暮らしをすることが可能なのだとわかりました。

先日、M様のお宅を訪問することがありましたが
玄関から家の中に入ると空気がやわらかい、
といいますかふんわり?したような室内環境でした。
体全体が違和感のない空気に包まれている。
というような感覚というか・・・
表現が難しいですが上下の温度差があまりないので、
そんな言葉で言い表せない感覚があるのだと思います。
(表現力がなくて申し訳ないです)

最近は気温も高くなり、
私の住んでいるアパートもやっと暖かくなってきました。
しかし顔のあたりがもわんとするような、
M様邸と比べると違和感のある暖かさなんです。
しかも夜になると足元が寒くなるので
油断すると体が冷えていることがあります。

これから家をつくるのであれば
「断熱性能が高いのか」
ということも重要な選択肢のひとつになってくると思います。

断熱性能の高い家であれば、
いまの生活と同じように冷暖房を使っていても
本当に「夏涼しく、冬暖かい」快適な生活ができると思います。

「断熱にお金をかけて、ほんとうに暖かく暮らせるのか不安」
「住んでみて寒かったらどうしよう・・・」

というご相談をお客様よりいただくことがあります。

今回の記事がそんな皆様の参考になれば幸いです。

いまは
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で断熱性能の違いを体験することもできますしね。

是非利用してみてください


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