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ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

フマンはノロイ

2023-12-13 09:28:02 | Weblog

「途中で投げ出したら、自分がカッコ悪くて、ムカつく。」
「相手の為じゃない。自分の為。」

ゆりあ先生のセリフ、そのまんま、私。

できない事はできないって言うし、
やれるところまではやるっていう意味だけど。

それを続けてると、正直しんどい。

何十年、お弁当作ればいいんだよ。
このお弁当作るのに、
いくらかかってると思ってるんだよ。

仕事して、家事も支払いも、全部、私。
自分が休みの日でも、
相手が早出なら、先に起きて、支度する。

世の中、ワンオぺで寝不足なんて、
私だけじゃないだろう。

しかし、ほとんど金を入れないヤツは、
「会話」だけの価値しかないのに、
それすら無いと、腹も立つ。
寿命も縮まる。

ああ、そうだよ。
これは、修行なんだ。
分かってるさ!!

ゆりあ先生の主題歌、矢井田瞳の「アイノロイ」。
相変わらずの、サンタフェ風なサウンドは、
荒涼とした、どうしようもなさを感じさせる。

ドラマじたいは、
「いちばんすきな花」と「セクシー田中さん」が良い。
他人にとっては、面倒くさい本音が、いちいち頷ける。

先日、渋谷龍太が、
「長い間」をカバーしたのを聴いたが、とても良かった。
彼、バラードの方が、いいんじゃないか。

彼のノーブルノーズは、あの人を思い出させる。

 

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ようこそ、ウチへ

2023-10-25 09:41:59 | Weblog

北海道物産展で、木彫りのお地蔵様と出会った。
シンプルな形に、可愛らしいお顔。
10㎝くらいと小さいが、8800円。

他にも、リアルな生き物やアクセサリーが、たくさんあったが、
どれもすごくて、どれも高くて、
写真を撮るだけで、我慢しようと思っていた。

でも今、
私は、辛かった。

他の人なら何でもない事が、すごく気になる。
管理される、監視される、みんな敵に思えてくる。

周りに人はいても、
身内がいても、
メールをしても、

私は、誰ともしゃべっていない。

かと言って、一方的に好き勝手な事を言う人や、
私の話に全く興味が無い人とは、しゃべりたくない。

知らない人と、何かのテーマで盛り上がっても、
生活サイクルを乱してまで、
お茶に付き合ってくれたりはしない。
いつも、振られてしまう。

だから寂しくて、後日、又行って、
私と、一番仲良くしてくれそうな顔立ちの、
お地蔵様を選んだ。

執着するとよくないので、名前はつけない。

私が買わなければ、他の仲間達と一緒に、
北海道のアトリエに戻れたのに。
ごめんね。
ありがとう。

flightradar

「孤独」で検索したら、精神を病んでいる人の、
ゆったりするブログをみつけ、ハマっている。

「デイケア」という言葉があったので、
最初は、老人なのかと思ったが、そうではなかった。
(「デイサービス」とは異なる。)

「しゃべる人がいない」という共通点、
ポエムのような、弱音のくり返し。
夜間飛行や近所の静かな風景に、見入ってしまう。

空港の生ライブ配信がある事も、このブログで知った。

旋回する飛行機が、カッコいい。
車輪が格納されると、
まるで、イルカが飛んで行くみたいだ。
ずっと見ていても、飽きない。

絶望しているのに、
デイケアのハヤシライスや、近所の寿司を、
楽しみにしているところが、ちょっと笑える。

でも、そんなものなのだ。
食べられるから、生きている。
死にたいのではない。
ただ、しんどいのだ。

私も、辛い。

通勤電車に早くから並び、ギリギリ座れているが、
最近、新しく早く来る人がいて、
更に早く、家を出なければならない。
眠くてしかたない。

親の体調も、急に悪くなってきた。

どうしようもない。
考えたくない。
でもせめて、痛みをどうにかしてあげたい。

他人の辛さで、
自分の辛さを、紛らわせているのかもしれない。

お守り代わりに持っていたはずの「救心」が、
いつのまにか、空になっていた。

 

 

 

 

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多様性って?

2023-08-16 09:23:52 | Weblog

世の中、多様性って言い過ぎじゃね?
かえって、逆差別では。

男女平等もだけど、
身体のしくみも、能力も違うのに、
全部一緒にできるわけないじゃん。

そうしたい人の、
行く手をさえぎるなって事でしょ。

女に、社会進出を促すと、
少子化、進むよ。

この間、「やりたくてシングルマザーやってます」みたいな人が、
マッチングアプリで、何人かと会って、
選んだ人と子供作って、
「父親はいりません。」って言ってたけど、
子供の気持ちは、どうなるの?

まるで、シングルマザーのパイオニアみたいな口きいてたけど、
1人で育てるなんて、大変に決まってるだろ。
番組は、「それでも産め!」って言いたいの?

精子バンクからの提供で、生まれた子供が、
大人になってから、
「母親」と「物」との間にできたみたいで嫌だから、
ドナーに会いたいって言ってたよ。

両親がいるのにだよ。
無精子の父親、ショックだろうな。

近所の、若いシングルマザーは、
小1の女児を、パシリに使って、
自治会の仕事をサボる理由を、子供のせいにして、
勝手な事ばっかり言ってる。

余裕が無いから、他人の事なんか考えない。
最初から、ああいう態度だと、励ます気にもなれない。
ヤンキー上がりの、嫌いなタイプ。

政府は、「子供」って言うけど、つまりこの先、
「納税できる大人」を、増やして欲しいんでしょ。
だったら、子供をマトモに育てられる、マトモな親を増やせよ。

自由に生きるって、難しいんだよ。
自分だけならまだしも、家族がいたら、なおさら。

りゅうちぇるも、自分の女性化だけの問題なら、
どうにかなってただろう。

ただ、ペコちゃんの立場が、どうなるのか考えたら、
私も正直、「ペコちゃん、かわいそう。」と思った。

でも、死ぬくらいなら、
いったん、夫も父親も、
辞めてしまってもよかったかもね。

瀬戸内寂聴レベルでも、
自由の為に、娘を捨ててるんだから。

帰国したペコちゃんの後ろ姿が、
「こうなる事は分かっていた。」と、
言ってるみたいだった。

若いと、先が長いから、
絶望しちゃうんだろうけど。
寂しいね。

米良美一のすごさ

彼はずっと前、ゲイボーイを呼んで、
気に入らなくて、20発以上殴って、
10万円以上の札束を投げつけて、
(払うもんは払うっていうのがカッコイイ。)

その後、ボーイに慰謝料30万円払って、謹慎した。
そもそも、ボーイのせいじゃないだろ。(笑)
しかし、落とし前つけた。

男だねぇ~。
九州男児だねぇ~。

彼は、見た目だって障害あるのに、
世界的カウンターテナーは、何も言わせない。

さかなクンだって、あの帽子とあの声を、
今はもう、誰も、おかしいとは思わない。
直に見た事あるけど、彼は、イケメンだったよ。

職場にいたトランスジェンダーの人、
結局、どの人なのか、私には分からなかった。

おしゃべりな同僚に聞くと、やはり知っていて、
ガタイのいい男が、女装しているとしか思えない見た目だったそうだ。

職場から、わざわざ理解を求める告知があったにも関わらず、
一部の女子から、ロッカーの共有を反対されて、別な場所を使用し、
今はもう、辞めているらしい。

無理に分かってもらおうとせず、
何も言わんで、職場が、
グレーゾーンの設備を用意した方がいいのでは?

イジメじゃなければ、
拒絶する権利だってあるんじゃないの?

全ての人が、
子供好き、動物好きで、あるわけではないように。
「お好きにどうぞ。関わりはいたしません。」だって、ありだろ。

普通に生きてる、ブスやデブやバカの方が、
よっぽど差別されてるよ。
好みの問題だよ。

その人が、その人である事が認められるには、時間がかかる。

本当に個性が強い人は、
いちいち多様性なんて言わない。
それが、自然だから。

彼らは、知らん顔して、
才能で、世間をねじふせる。
それを周りが、「あっぱれ!」と思った時、
多様性なんて、どーでもよくなる。

 

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死んでないだけ

2023-04-19 09:24:56 | Weblog

大腸ポリープ切除に続き、
院長とすったもんだあった、白内障の手術も完了した。

最初にやった右目は、
院長ではなく、Y医師が執刀した。

「何だよ。保険診療に対して、
サービス(インフォームドコンセント)しないのは分かったけど、
手術もしてくれないのかよ。」

執刀医が、院長1人だと思って、
選んだクリニックだったので、がっかり。
(しかし後から、Y医師は院長から、
「あの人は天才だ!」と言われていると聞いた。)

手術直前に待たされる部屋は、アロマの匂いがした。

手術室の椅子が倒されると、
腹の上に、黄色いテディベアが載せられた。
患者のリラックスの為だと言う。

顔にカバー、目の周りをテープで固定。
下半身の手術とは違い、緊張して、
しゃべるどころか、固まっていた。

かと言って、尖った物が、
目の前に迫ってくるとかではない。
ただ、ライトの影が変化したり、
ピンクや緑の輪が、濡れるように動いているだけだ。

まるで、UFOに連れ去られ、
人造人間にされているようだった。

10分くらいかかると聞かされていたが、
本当に長いと感じた。
Y医師は、落ち着いて執刀していた。

翌朝、自分で、ガーゼを取るのが恐かった。
ちゃんと見えるのか、不安だった。

術前の血圧が高かったので、
精神安定剤を注射されていた。
寝る時に、息が浅くなり、
このまま死ぬんじゃないかと思うほど眠かった。

左目はまだ、真っ白な視界で、ド近眼なので、
ちぐはぐな感じはしたが、
単焦点とはいえ、右目に透明感があると、
室内も屋外も、ある程度は見えた。

想定していた見え方だったので、皆が言うように、
「世界が変わった。」というほどの感動は無かった。

決められた順番・回数で目薬をさし、
普段は保護メガネをかけ、寝る時は保護カバーをつける。
しばらくは、洗顔も洗髪もできない。
だから、夏を避けたのだ。

一週間後、左目の手術の直前に、
準備室で初めて、院長が執刀すると知った。
何だか、気まずかった。

アロマの部屋にいた時、「手を動かさないで!」と、
術中の患者を注意する声がしたので、
院長は、今日もピリピリしているなと思った。

呼ばれて、サッサと椅子にもたれると、
院長は、私の左まぶたを、ガシガシと思いきり消毒し、
カバーで鼻を押さえつけたので、一瞬、息ができなくなり、
目を開く為のテープを、ベリッと勢いよく張り付けた。

「やばい! 院長って雑!」

私は、技術よりも、その扱いに恐怖を覚えた。(笑)

前回、何なのか分からなかった英語の音声が、
南国系の歌だと、この時はっきり分かった。

院長は、自分の方に顔を傾けて動かすな、と指示した。

Y医師の時とは違い、看護師がやたら、私のデータを読み上げ、
「○○先生の紹介です。」と、手術に関係ない情報まで言う。
院長も、今やっている事を、しゃべりながら執刀した。

「痛くないですか?」と聞くので、
「圧痛が…。」と言うと、それに対する回答は無し。
じゃあ、聞くなよ。(笑)

「注射するから、チクッとします。」くらいならいいが、
「今、レンズを吸い出してます。」は、
気持ち悪いから、言わないでくれ。
よけい恐くなる。

看護師が、「○○、狙います。」と言ったが、何の事だろう。
レンズを入れる時の、要領でもあるのだろうか。

院長が、最後に珍しく、
「よく我慢しましたね。
痛かったところは無かったですか?」と気遣うので、
もはや、どうでもよかったが、
「注射が痛かった。」と答えると、
それは感染を防ぐ為だと、ピシャリと説明された。

院長の手術は、早かった気がしたが、
後で、看護師に聞いたら、
Y医師も院長も、同じ5分で終わっていたと言う。

右目を手術した4日後に、診察した女医が、
洗顔、洗髪してもかまわないと言うので、
シャワーで流してしまったのだが、
注意書には、1週間は保護メガネ、とある。

ああ、もっと慎重にするんだった!
そのせいか、後からやった左目より、右目の透明感が劣る。

禁止期間を過ぎても、ノーメイクでいたが、
久しぶりに、裸眼で見た自分の顔は、
改めてブサイクだと思った。

精神安定剤の注射による筋肉痛が、長引くので恐い。
調べたら、もむと組織が壊死すると書いてある。
もんではいないが、効き目がキツかったので不安。

白内障ロス

何だかんだ言って、
院長が執刀した左目の方が、予後が良かった。

事務的な部分もあったが、
色々話してくれる看護師もいて、面白かった。

続けてクリニックに通ったり、
検査するのは、面倒だったが、
無料サーバーのアップルティーは、美味しかった。

クリニックを去る時、なぜか寂しくなった。

「月曜から夜ふかし」で、
中国人のおばあさんが、長寿の秘訣を聞かれ、
「生きてるってより、死んでないだけだ。」と、
答えたのには爆笑したが、哲学だと思った。

金が無かろうと、不安が残ろうと、
四の五の言わずに、クリアな視界を取り戻す。

1つのミッションに向かって集中していると、
日々の嫌な事は、考えずにいられた。

こうやって、パーツを取り換え、
アンドロイド化しながら、生きていく。

小さな何かを、クリアしていく事で、
毎日をやり過ごす。

本当に、死んでないだけだ。

 

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サラバ、白内障

2023-03-15 09:28:06 | Weblog

クソッ、見えん!!
この焚き火の中にいるような感じ。
夕方になると、更にまっ白になる。

メガネの度数も、
とっくに合わなくなっている。
もう、限界だ。
決めた。
やる事にする。

白内障の手術

スマホを使い始めた月に、
急に左目の中心部分が、
白っぽく見えるようになった。

眼科では、以前からなっていたと言われたが、
右目はそうでもないので、
コロナ禍を機に、
検診を、何年かさぼっていた。

ある日、鎌倉の炎天下で、
自撮りしていたら、その日のうちに、
右目も白く見えるようになった。

近視で老眼なので、
裸眼では、手元を見るのがやっと。
本来なら、北海道の景色だって、
もっと綺麗に見えるはずだったのに。

私は、いったん気持ちが決まると、
行動が早い。

最初に診断した眼科の、
口の悪い女性院長が、以前、
「腕のいい医者を、いくらでも知っている。」と言っていた。

そこで手術はしないと分かっていたので、
直接、手術をやる眼科に行った方が早いのだが、
大腸ポリープ同様、
万一、ヘタクソに当たったら嫌なので、
紹介してもらう事にした。

総合病院が2つと、個人クリニックが1っ。
「えっ、もっと個人医を知ってるんじゃなかったの?」と思ったが、
執刀医が1人の、個人クリニックにした。

ビルの2階にある小さいクリニックは、
モダンな内装で、待合室が、やたら広かった。
よく見たら、壁がグレーの鏡になっていて、
患者が倍に映っていただけだった。(笑)

そして、これは鏡に映っているのではなく、
本当にスタッフが多い。
検査ごとに、看護師が変わる。
同じ日に、2人の医師の診察を受けた。

大腸ポリープの時と同様、
患者は、ほとんどが年寄りで、
番号で呼ばれても、知らんぷりのおばあさんは、
名前じゃないと反応しない。

白内障の手術は、
レンズを取り替える恐怖の他、
医療費の高さにもビビるのだが、
何より、私がピリピリしていたのは、
レンズを、どの距離に合わせるかだ。

自由診療の多焦点レンズだと、
メガネ不要になるが、片目55万なんてのもある。

しかし、それだと、
結局、どこもクリアには見えない。
これは、遠近両用のメガネを使用している私には分かる。
漠然と見ていると、疲れないという良さもあるのだ。

私は、保険適用の単焦点にする事には迷いはなかった。
後は、近距離、中距離、遠距離の選択だ。

いつ、相談できるのだろう。
そう思っていたら、
手術の説明をし始めた看護師が、

「近距離に合わせます。」

何だと?
何で、テメーが決めるんだよ!

「選択肢があるんじゃないんですか?
それが一番重要で、相談したいんですよ。」
看護師は、少したじろいで、
「その話は、後にしましょう。」と、
もう二度と触れなかった。

別な検査で、別な看護師が又、
「近距離に合わせます。」と言ったので、
今度は、さすがにイラッとした。
「何でですか?選べるんですよね?」

その看護師は、もっとマヌケな事を言った。
「じゃあ、次の診察の、〇月〇日までに考えておいて下さい。」
「家に持ち帰っても、何も変わりませんよ。
何も聞けないんだから、決まらないでしょう!!」
「先生の診察(相談)を、受けますか?」
「本当は、受診は無かったんですか?」
「そうです。」
「なら、受けます。」

診察室に入ると、人を小ばかにしたように、
甘ったるいしゃべり方をする女医が、
「どのくらいの距離が見たいんですかぁ~?」
私は、しばらく呆れて、黙っていた。
「見たいって、色々ですけど。」

女医の横で、私の話をタイピングしている女がいた。
クレーム対処だろうか。

女医からは、
看護師が決めつけた事に対する謝罪があった。

「誰でも、朝起きたら、クリアに見えるっていう憧れがあるんですよねぇ~。」
おっしゃる通り。
でも、白内障でレンズを替えても、
乱視は残ると言う。

確かに、作業上、
手元がクリアに見えたら嬉しいのだが、
乱視が残るなら、むしろ、
メガネで調整した方が、よくないか?

「じゃあ、1mくらいにしましょうかぁ~?」
私が、不安でブツブツ言うと、
「思ったより、手元が見えないって言う方もいますけどぉ~。」

今の自分の視力に焦点を合わせて、
後はメガネで見るというのが、
慣れているので、楽なのだと言う。

そもそも、距離の設定がどうなっているのか教えてくれないので、
こちらから聞いた。
遠距離が5m、中距離が1m、近距離は聞かなかった。

「もう、いいですかぁ~。」
退室を促された。
面倒な患者だと思われたのだろう。
ふてくされた態度で、黙ってドアを閉めた。

どうせ、年寄りばっかり相手にしているから、
説明が面倒で、いつも勝手に決めているのだろう。

希望が絶望に変わった。

取り替えができないなら、もっと情報が欲しかった。
私の母にしても、「よく見える。」しか言わないし、
周りの人伝えは、「世界が変わった。」が共通で、
ネガティブな情報は無い。

自分でも、ネットで調べた。
単焦点でも、もっと細かい距離に対応しているクリニックもあった。

本当に、その人の生活によって、
選択は様々だ。
遠くに合わせて失敗したと、後悔する人もいれば、
元々、視力が良いのに、
新聞が読みたいので、手元に焦点を合わせ、
遠くが見えなくなって、メガネになっても、
満足した人もいたそうだ。

不安とイライラで、私は、
まだ一度も会っていない執刀医の院長と、
紹介した方の女医に、手紙を書いた。

何で、最初から決めつけるのか。
パンフレットには、
「インフォームドコンセントに努め…、」と書いてあるのに、
何で、相談にのってくれないのか。

診察日ではない日に、手紙を渡しに行ったら、
受付や看護師には、
手紙を渡していいかどうかの決定権も無いと言う。

すごく待たされて、
「院長が診察できるというので、手紙は自分で渡して下さい。」と言われた。

院長室がある5階へのエレベーターには、
鍵がかかっていて、
呼ばれた人でないと行けないようになっていた。

扉が開くと、黒とグレーを基調にした、
オシャレヤクザなサロンのようなフロア。

そこでも待たされたので、5階から2階の受付に、
「次の受診日に、院長の診察があるなら、
今日じゃなくてもいいんですけど。」と、電話してやったら、
聞こえたのか、院長が現れた。

やっと相談できると思ったら、
いきなり、私の目を診ようとするので、
「私の手紙は、読んでもらえないんですか?」と、
かましてやった。

手紙を読んだ院長は、開口一番、
「あなたは、勘違いをしています。」
続けて、保険適用の範囲とは、
くもったレンズを取り替える事で、
度数を決めるのは、そのついでであると言うのだ。

「つまり、オマケに対してのサービスはしない、という事ですね?」
「そうです。」
パンフレットに書かれているインフォームドコンセントについては、
「自由診療の人にはする、という事ですか?」
「そうです。」

院長は、この方針について、
「ドライだと思われるかもしれないけど…。」

私は理解し、スッキリした。
院長の診察後、
「全然、ドライじゃないです。」と、
頭を下げて帰った。

自分では、面倒見がいい方だとは思うが、
私も又、オーバーワークはしない主義なのだ。
年寄り相手なら、なおさらキリがない。

このクリニックでは、
必要以上の事はしないと言うなら、それでいい。
焦点は、自分で決めるしかない。

その後、ある人の例を読んで、私はハッとした。
近視で老眼の人が、遠距離に焦点を合わせたと言うのだ。
その理由は、水泳が趣味だったからだ。

そういえば、トマムのホテルのプールや露天風呂、
年に数回行く、万葉倶楽部の風呂も、
メガネ無しだとぼやけてしまい、全く面白くなかった。

裸眼で見たい景色が、私にはあった。

この選択が、失敗だったとしても、悔いは無い。
望みを賭けて、合わせる焦点は、

中距離1m、これが、ファイナルアンサーだ。

 

 

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メルカリデビュー

2023-02-15 11:38:08 | Weblog

「ここが、ファスナーじゃなくて、ベルトのがいいんだよ。」
お薬手帳入れにしている多機能パースを、
私に見せながら、父が言った。

物を無くしやすい母の為に、
同じ物を使わせたいのだが、
どこの店に行っても、みつからない。

父自身も、
どうやって入手したのか、覚えていない。

ベルトボタンに、ブランドロゴが入っていた。
検索すると、ブランドサイトではなく、
メルカリに、同商品が、たくさん出品されていた。

あんなに、足で探しても無かったのに、
この市場には、こんなにあるのか!!

色や状態を見ながら、
良いのがないか、探しまくった。

正直なのはいいが、
傷の写真ばかり載せている人や、
写真の向きが悪く、シワシワなのに、
高値をつけている人もいる。
これでは、買う気がしない。

革製品は、ただでさえ擦れやすい。
ボロ過ぎる中古品を安く買っても、
すぐに、ダメになってしまうだろう。

自分で使い古したならともかく、
他人がボロくした続きを、
何で使わにゃならんのだ。

母が使うので、美品に限る。

すると、未使用新品、
高齢の母に合う、茶色の多機能パースが目に入った。

写真撮影が上手くて、綺麗なので、
商品の取り扱いも、丁寧なのではないか。
他より、やや高めだが、
美品に見合う金額設定だと思われる。
いいなぁ、これ。

私は、スマホで、何かに登録するのが嫌い。
しかし、滅多に欲しい物など言わない父が、
相談してきたのだ。
ここは、私が入手するしかあるまい。

必要事項を記入して、
いざ購入と思ったら、次の画面に進まない。
手続きは、いったん中断。
しばらくして、よく読んだら、
郵便番号に、いらぬハイフンを入れていた。

「購入する」ペチッ!!
これでよし。
その瞬間、左上に「SOLD」がついた。

メルカリは、想像していた以上に、
しっかりしたシステムだった。

期日も、明確に指示。
何かアクションした後は、
相手にメッセージを送るよう、コミュニケーションを促す。
ネット上の売買でも、事務的ではない。

購入手続きを終えた翌日の午後、
コンビニ支払いをしたら、
出品者が、その日のうちに発送してくれ、
夜には、その地域のベースに移動していた。

そして、その翌日の午前中には、
「ネコポス」で、ポストに投函されていた。
早っ!! すごっ!!
臓器移植の移送でもあるまいし。

出品者とのやり取りで、
私は、商品購入に至るいきさつまで書き、
「本当に使いたい人に使われたら、人も物も幸せですよね。」と、
喜びを語ると、
「私も、幸せな気持ちになりました。」と、
返信いただいた。

さっそく父に、購入した事や、届いた事を報告すると、
一度目は、「いくら? 何色?」で、
二度目は、「ハイハイ。」だけだった。

どうやら、初の取り引きで、コーフンしているのは私だけで、
小さな親孝行は、自己満足だったようだ。(笑)

買うより、売る方が難しそうだが、
フリマって、正しくやれば楽しい。
メルカリって、面白い。

 

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大腸ポリープで恐縮

2023-02-15 10:31:35 | Weblog

2回目の食事制限、
2回目の2リットルの下剤は、
さすがにキツイ。

大腸ポリープ切除そのものより、麻酔にビビっていた。
するしないは自由なのだが、
検査と違って切るとなると、
どうなるか、分からんからなぁ。

カナダの友人の場合は、
全身麻酔で、完全に眠っているそうで、
検査と同時に、ポリープがあれば切除。
気づいたら、別の部屋にいるんだそうだ。
彼女は、自分の中身など見たくないから、その方がいいらしい。

ベッドに横たわったら、
緊張して、心臓がバクバクしてしまった。
こっちの方が、ヤバくないか?

医師が登場すると、
中年の看護師が数名、バタバタし始めた。
「私のポリープごときで、こんなに人手がいるなんて…。」
むやみに病院に行くものではない。
申し訳ない。

左手首に、麻酔点滴用チューブが刺しこまれ、
指先には、血中酸素濃度測定のクリップ、
右腕には、血圧計が巻かれた。
モニターから聴こえる、心拍数の爆音がコワイ。

効かないなぁと思っていたら、
まだ生理用食塩水だと言われた。

ところが私、結局、麻酔しても、
リラックスする程度で、眠くならなかったのだ。
ポリープ切除の様子も、モニター画面を見て、
最後までしゃべっていた。

友人と違い、私は興味があるので、客観視できる。
切除跡が、丸く赤くなっていたが、
血が流れている様子はない。

おそらく、麻酔しなくても、痛くなかっただろう。
しかし途中で、腸2列くらいに、
圧痛があったので、しといて良かったか。

「すぐに起き上がらないで。」と言われたので待っていたら、
「え、パンツまではかせてくれるんですか?」
看護師に恐縮しつつも、ウケる。

休憩室で、1時間ほど安静にするのだが、
目の前なのに、車イスに乗せられた。

バックしながら、
「ありがとうございました。」と告げると、
クールだった医師が、軽く会釈した。

こんなにしゃべる患者もいなかろう。
たいてい、おじいさんは、眠ってしまうから。

休憩室では、生理用食塩水を入れられたまま、
うつらうつらしていたが、
看護師らの会話に耳をすませ、眠りはしなかった。

1人で歩いて帰ろうと思っていたら、
身内が、すでに病院内で待っていた。

何より、一番辛かったのが、腹減りだ。

ポリープ切除前後は、消化のいいものしか食べてはいけない。
気づくと体重が、2~3キロも減っていた。
この数字は、あまりに珍しい事なので、
体重計の表示を、写真に撮った。

ポリープ切除で、
普段の暴飲暴食を、改めて認識する私であった。

 

 

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津田のオススメ

2022-08-17 09:20:26 | Weblog

2リットルの下剤を飲むのは、キツかった。
しかし、溜まっていたモノを、この機会に出せて良かった。

先生が来る前に、看護師が言った。
「腸に空気を入れるので、我慢できなかったら、出していいですから。」
「えっ、それって、屁をこいてもいいって事ですか?」
「そうです。でも、出してしまうと、又、空気を入れなくてはならないので、
 検査に時間がかかります。」

じゃあ、こかない方がいいだろ。
それに、先生に向かって、屁をこくのもなぁ。
腸が空だと、臭くないのかなぁ。

腸がポコポコする。
空気を入れているようだ。
しばらくして、

「全然、痛くないんですが、もうカメラ入ってるんですか?」
「入ってるよ。空気を入れ過ぎると痛いんだよねー。」

先生は、さりげなく、自分の腕を自慢したのかもしれない。
大腸内視鏡検査をした人は皆、
「痛かった。」と言うから、覚悟していたのに。

後日、周りの人達に話すと、口をそろえて、
「その先生が、上手いんだよ。」と言った。

結果、良性のポリープが1つあり、がん化するリスクは低い。
「取るなら、紹介状を書く。」と言われた。(検討中)

「憩室(けいしつ)」という腸壁のクボミがあり、
そこに、ウンコがハマると、炎症を起こして、
潜血反応が出たりするそうだ。
この穴は、気にしなくていいらしい。

「ポリープは1つだから、取ったらスッキリするよね。」
「1つだから?」
「たくさんある人は、取らない。キリがないから。」

どういうこっちゃ。
そっちの方が、がん化のリスク、高いだろ。(笑)

「がん、みつかっても治るよ。」
「じゃあ、何でみんな…。(死ぬのか?)」
「検査しないからだよ。」

え、そういうもんなの?
放ったらかしたら、いかんのね。

食事は、その日の夕方から可能で、
内容に制限は無かった。
言われた時間を待って、
COCO壱番屋のカレーを、食べる事にした。

「酒のツマミになる話」で、ダイアンの津田が、
「ココイチのカレー、いつも、唐揚げにナスの素揚げ、2辛を食べる。」
と言っていたので、マネしたくなった。

しかし、実際メニューを見たら、
すげー、カスタマイズできるので迷った。

「ダイアンの津田が、唐揚げにナスの素揚げが美味しいって、言ってたんだよね…。」
とつぶやいたら、
スタッフの若い娘は、それをスルーし、
「ご注文は、お決まりですか?」と、ロボットのように言った。

決まってるわけねーだろ。

辛さ「普通」は、いわゆる「中辛」だと言うが、
人によって、物によって、基準が違う。

私は、世間話が苦手そうな彼女に、
「あなたなら、どーする?」
「私は、辛いのが苦手なので…。」だとさ。
カレー屋で、辛いのが苦手と言われると、テンション下がるなぁ。

しかし、ココイチには、金さえ出せば、
「甘々」もあるのだ。

私は結局、フライドチキン(と書いてある。)カレーに、
ナスのハーフ(3切れ)をトッピング。
他は全て、普通のままにした。

ご飯は、減らしてもよかった。
味は、中辛より、やや辛い気がする。

メニューの写真の、無機質なトッピングのせいで、
今まで入る気にならなかったココイチだが、
インド人に評判がいいのと、
店の前を通る時の、スパイシーな匂いと、
ダイアンの津田の一言で、

「美味かった。」

後から、若い兄ちゃん達が、続けて入って来て、
ガッツリ系のメニューを頼んでいた。
カレーは、あまり失敗が無いから、みんな好きだよね。

ベースのカレーも種類があるので、他のも試してみたい。

しかし、何を食べるにしても、
胃腸が丈夫でなければ!!

 

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赤木さんの呪い

2022-07-20 10:32:09 | Weblog

安倍さんが撃たれたと知った瞬間、
赤木さんの呪いだと思った。
と同時に、「今時、暗殺(と言えるのか?)なんてあんのかよ。」

そう思っていたのは、当の本人もだろう。
バズーカみたいな音がして、
周りの人は、かがんでいるのに、
安倍さんは、突っ立ったまま振り返った。

たとえ、それが1秒で、
間に合わなかったにしても、
あれは、油断し過ぎだ。

知人から、メールが来た。
「アメリカ映画じゃ、SPは、要人にタックルしてでも覆いかぶさる。」

SPが、覆いかぶさったのは、犯人だった。

安倍さんが、星野源の企画にのっかって、
動画流したら、バッシングしたくせに、
死んだら、泣いて献花かよ。

それとこれとは、別かもしれないが、
泣く資格があるのは、身内と地元民くらいだろう。

政治的ではなく、個人的な理由により、
とばっちりを受けて、
あっけなく死んでしまった事に、
私にも、虚無感はある。

しかし、悲しくはない。
巡り巡って、こういう事もあるのかと、
しみじみ思う。

安倍さんは、昭恵夫人をよく守り、
善き家庭人だった。
しかし、ボンボンがゆえか、
ご自分が、小さく関わる事の大きな影響を、
忘れてしまっていたのかもしれない。

ふと、父親の晋太郎氏が亡くなった年令が気になり、
調べてみたら、同じ67才だったので、ゾッとした。

弟の岸さんの方が、体調悪そうなのに、
淡々としたコメントが、政治家の家柄を感じさせた。

昭恵夫人を待ってからの、
「死」となったのであろう。

不思議な事に、私はこの日、心臓付近の痛みが、
水を飲んでも治まらなかったので、仕事を早退した。

東日本大震災の日も、激しい腹痛で、
職場から救急搬送され、そのまま帰宅した。

いずれも、初めての症状ではなかったが、
強度のストレスを感じる事が続いていた。
不吉な事と、連動している気がしてならない。

山上の頭は、すこぶる正常で、
ターゲットは1人だけ。
肯定はできないが、死ぬ気でやったのだろう。

恨みの矛先は、お門違いでも、
晋三の心臓が撃ち抜かれた事により、
世間の目が、宗教団体に向けられた。

安倍さんは、復讐の道具となった。

昭恵夫人に残されたのは、犬と姑だけ。
考えただけで、恐ろしい。

同じく未亡人となった彼女に、
赤木夫人は、何を思うのか。

岸田さんは、「大きな存在を失った感」ばかり出してないで、
自分が、大ボスになってみせろよ。
じゃないと、国民はついていかんよ。

 

 

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大腸リフレクソロジー

2022-07-20 09:58:26 | Weblog

2年に一度、市健診を受けているのだが、
いつもオプションで付けている大腸検査で、
初めて引っかかってしまった。

血液検査も、尿検査も、異常無しなのに。

マジかよ。

結果を聞いたクリニックで、紹介された別のクリニックへ、
その足で行って、内視鏡検査の予約を取ってきた。

この日の診察代や、検査代(やったばかりの血液と尿を又!!)と、
前日に食べる検査食で、5000円以上かかった。
検査をすれば、更に金がかかる。

私は来月、足裏整体リフレクソロジーの予定を入れているのだ。
この代金とほぼ同じ金額が、下準備だけで、吹っ飛んだ。

私が、リフレクソロジーをやるなんて、
滅多にないので、キャンセルするつもりはない。

血流が悪いし、血圧も高いし、
この店から漂う、アロマの匂いが気に入っているのだ。
どうしても、店の中に入ってみたい。

それにしても、検査前の食事制限がすごい。
検査より、ストレスになりそう。
検査の数日後にリフレクソロジー、耐えられるか?

更にその後、久しぶりに、旅行の予定も入っているのだ。
こんなところで、病気になっているヒマなどない!!

下剤よ、どうか、私の汚いものを洗い流し、
大腸よ、どうか、クリアな姿を見せ、
私に、スムーズな楽しみを!!

 

 

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