中小企業の再生で最も難しいのは何でしょうか。
私は、「社長の考え方と行動を大きく変えること」だと考えています。
中小企業の社長と経営コンサルタントの考え方や行動が完全に一致することは、ほとんどありませんが、経営の再生に向けて、最低限、必要な考え方や行動というものがあります。
それを認識していない場合、その行動がとれない場合は、再生に入る前に、社長の考え方や行動を大きく変えることからスタートしないといけません。
このような場合、まず、再生は無理です。
痛みが、ひどくなく、時間がある場合、社長のやる気さえあれば、事業計画立案後のフォローアップという形で、数年を掛けて、中小企業と同時に、社長を変えていくという方法もとれます。
この方法がとれない場合はたいへんです。とれない場合は、痛みがひどいか、中小企業の社長の認識力が相当に不足しているか、その両方かです。
早急に再生を考える必要がない中小企業でも、以外と社長の認識力が不足しているものが多いのです。まして、痛みのひどい中小企業では、なおさらです。
中小企業の再生が進まないのは、社長の認識力不足が一番の原因だというのが、私の考えです。認識力には、知識だけでなく、やる気、覚悟といったものも含まれます。
多分、公的な支援の立場からは、そうではなく、個人的な債務保証や担保提供等が中小企業の再生を阻害していると主張するでしょう。その方向で法律やガイドラインの新設・改正が進んでいます。
本当に、それでいいのかなぁ?
こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は、左のおススメの本から購入可能です。是非、ご一読ください。
元地方銀行員のオッサン公認会計士でした。
では、また。
前回の訳のわからない図は、会社法における株主総会、取締役以外の機関の定めを憶えるものでした。会社法327条、328条です。
公は公開会社、監会は監査役会、委員会は委員会、取会は取締役会、監は監査役、大は大会社、会監は会計監査人です。
例外は、委員会設置会社には監査役、監査役会は設置できないということと、非公開会社で会計参与を置いている場合は、取締役会設置会社でも監査役は不要ということです。
会社法についての勉強の手助けになってくれれば幸いです。
私の1月第2四半月の365日継続記録表、365日勝敗表です。
なんとかかんとか白星が続いています。
一昨日から、インナーを脱ぎました。インナーを着ていると暖かいので、着たままになります。思い切って脱ぎました。本当に寒いときに着るようにします。(根性なしなので、今日あたり、着てしまうかもしれませんが・・・)
汎用版の365日継続記録表、365日勝敗表は、右のウェブページ、過去のブログからダウンロードできます。ご自由にお使いください。
使い方、継続の考え方・方法は、左のおススメの本、「意志が弱い人のための勉強を続ける技術」を読んでみてください。
このブログを見てくれたかたが、コツコツと努力を継続して、目標を達成できることを願います。
52歳の寒さに超弱いオッサン公認会計士でした。
では、また。
過去、自分が記録したノート、日記、メモを読み返してみると、「こんなことを考えていたんだ。」と自分に感心することがあります。
記録していなければ、できません。
こんなときは、記録をすることの大切さを思い知らされます。
かしこまって日記にする必要はなく、メモ書きでもノートや手帳の走り書きでも構わないと思います。一定期間が過ぎた後に、それを読み返すことができると、意外な発見があります。
書いたときとあまり進歩がなかったり、大きく進歩していたり、あるいは、後退していたりです。また、その記録が、新たな決意に導いてくれたりもします。
まずは、何でもいいから、今の思いを記録することから始めてみませんか。すると意外な発見があるかもしれません。
またまた謎の暗記法です。
今回は、分かり易いと思います。会社法関連です。
ちょっと下ネタ系と批判されそうですが、私、一応、日本で唯一の会計・監査の公的資格である公認会計士の端くれです。
私が、44歳で地方銀行を辞めて、公認会計士を目指した経緯・苦労・用いた勉強法等は、左のおススメの本、拙著「意志が弱い人のための勉強を続ける技術」をご一読ください。
地方銀行入行時は、まったく会計の知識はなかったが、仕事をしながらコツコツ勉強を重ね、44歳で地方銀行を退社し、46歳で公認会計士試験に合格した52歳のオッサン公認会計士です。
では、また。
中小企業が経営改善、経営再建に取り組むときに、まず、すべきことはなんでしょうか。
それは、中小企業の経済的実態を把握することです。
経済的実態というのは、簡単にいうと貨幣単位で表される実態のことです。例えば、実質債務超過額が〇〇百万円、実質純利益が〇〇百万円、〇〇支店の実質営業損失が〇〇百万円といったことです。
実質というのは、作成された決算書と違うということです。特に中小企業の場合は、公認会計士の監査を受けている訳ではありませんので、ほとんど中小企業で修正が発生するのです。
この経済的実態が、全体として、どの程度悪いのか、どの部分が悪いのか、それは何が問題なのか、といったことを把握することから始めるのです。
実態を把握することで、どの程度、改善すれば良いのかという目標がはっきりしてきます。
この実態把握なしに事業計画を作成しても、正しい目標のない彷徨える事業計画となってしまいます。
中小企業の経済的実態の把握は公認会計士が適任です。なぜなら会計監査の専門家だからです。会計監査の専門的な公的資格は他にはありません。税理士は税務の専門家であり、監査の専門家ではありません。弁護士は訴訟による問題解決の専門家であり、監査の専門家ではありません。
残念ながら日本では、公認会計士が、公認会計士として、中小企業に関わる機会が少ないため、中小企業の決算書が適正なものになっていないことが多いのです。
まずは、経済的実態の把握から、経営改善、経営再建をスタートする。業績の良くない中小企業も、業績が良い中小企業も、これが基本です。
こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は、左のおススメの本から購入できます。是非、ご一読ください。
このブログの見てくれた中小企業の経営陣の方が、少しでも良い方向に向かったくれれば幸いです。
52歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
2014年(平成26年)がスタートしました。昨日から仕事を始めましたが、最初は正直乗り気になれません。でも、徐々に慣れていきます。
前回のブログでの謎の文字の説明です。
左は連結キャッシュフロー計算書の科目の頭をとったものです。
「えい・げん・じん・た/り・りぃ・そん・ぜい」は、営業活動によるキャッシュ・フローです。
「ゆう・ゆう・とう・れん・たい」は、投資活動によるキャッシュ・フローです。
2つずつまとめています。最初の「ゆう」は、有価証券の支出と収入、次の「ゆう」は、有形固定資産の支出と収入、以下、投資有価証券、連結の範囲の変更を伴う子会社株式、貸付け・貸付金となります。
「たん・ちょう・しゃ・かぶ・ばい」は、財務活動によるキャッシュ・フローです。
考え方は、投資活動と同じです。短期借入金、長期借入金、社債、株式、配当(少数株主への配当)です。配当だけ支払が2つ続きます。
右は、所得税における所得の分類です。
「そう・さん・たい」「ちょう・たん・かぶ・ばい」は、総所得、山林所得、退職所得、土地建物等の長期・短期譲渡所得、株式等の譲渡所得、分離の株式等に係る配当所得の頭をとったものです。
「ジョーと・ふ・じ・きゅうで・いちじ・ざつよう・り・ばい」は、総所得の内訳です。譲渡所得、不動産所得、事業所得、給与所得、一時所得、雑所得、利子所得、配当所得です。
繰り返すとなんとなく頭に入ります。
私の今年初めての365日継続記録表、365日勝敗表です。
まずまずのスタートです。体重が思うように減りませんが・・・。
365日継続記録表は、12月末のブログから、365日勝敗表は、右のウェブページからダウンロードできます。ご自由にお使いください。
使い方や継続するための考え方・方法等は、拙著「意志が弱い人のための勉強を続ける技術」を参考にしてください。
このブログを見てくれた方が、目標・夢・理想に向けて努力を継続され、より良い人生を過ごしていただけることを願います。
52歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。