こんにちは。
乳児チーム主任兼りす組(0.1歳児)担任の土居美由紀です
私達人間の一生は、生まれる前、母親のおなかの中から始まっています。
その時すでに、心や体が作られ、育まれているのです。
赤ちゃんは、生まれながらに素晴らしい種をもっています。
親を始め、周りの大人がしてあげることは、その能力を引き出し、力を発揮する為に見守り、応援していくことです。
0~2歳は、人生のベース作りの重要な時期であり、もっとも大変な子育ての時期ともいえます。
今回の子育てinformationは 「0~2歳の子育てについて」お話します。
〈0歳期〉
体・心・脳がめざましく発達する時期です。
絵本の読み聞かせや、愛情ある言葉がけで親子のコミュニケーションを深めていきましょう。
〈1歳期〉
思いきり動き回れる環境を作り、体と脳を伸び伸び育てましょう。
「ダメ」はなるべく抑えてやりたい気持ちを大切にし、出来たら褒めてあげましょう。
〈2歳期〉
かんしゃくやダダこねが始まる時期です。
ダメなものはダメと、一貫性を持って下さい。繰り返し教え、導いていきましょう。
赤ちゃん本来の資質をすくすくと伸ばすには、7つのヒントがあります。
赤ちゃんの心の種を育てましょう!
1. 赤ちゃんが出来ることを代わりにやらない。
2. 一人で集中して遊んでいるときに邪魔をしない。
3. 赤ちゃんの可能性を信じる。
4. 興味のあるものを大切にしてあげる。
5. 初めて出来たことを一緒に喜ぶ。
6. 絵本を読んであげる。
7. 親が試験官にならず、〝一緒〟を大切にする。
大人もしてもらったら嬉しいことをすることと、「うちの子」のよい面をいっぱい見つけてあげて下さい。
子育ての中で、イライラ、落ち込み、怒りなど、いろいろな感情が湧きおこってきます。
子育てが楽になる種があります!
喜ぶ
2歳頃までは、泣いたりぐずったりする赤ちゃんに手を焼いてママの方が泣きたくなることもあります。
穏やかな気持ちになれない自分を責めたり、悔んだり・・・
そんな気持ちで頭をいっぱいにしないように、現実の〝喜び〟を
一つ思い出すだけでも、気持ちが楽になります。
比べない
赤ちゃんの個性は十人十色。成長にもその子にあったペースがあります。
昨日や、1カ月前のわが子を思い出して、成長を認めてあげることからはじめて下さい。
決めつけない
赤ちゃんの頃から、自分の子どもに対して、ポジティブなイメージを持って下さい。
怒らない
赤ちゃん期を卒業して、だんだんお兄さんお姉さんになる2歳期。
まだ自分の行動が悪かったから叱られたのだと、その理由を理解できません。
目を見て「こうするといいよ」とお話して下さい。まず、一呼吸置くようにしましょう。
おどかさない
「いうこと聞かない子は置いていきますよ」は、おどしになるので、口にするのは控えましょう。
わが子が何をいおうとしているのかわからない時は、まずは、落ち着かせてあげて下さい。
干渉しすぎない
出来ないことや失敗があっても、先回りして何でも手を貸してしまうことのないようにしましょう。
成長段階に応じて一つ一つ出来るようになっていきます。
一人の人間としてつきあう
居心地のよさを味あわせてあげて下さい。楽しいこと、嬉しいこと、わくわくすることなど、
心弾むことを教えてあげて下さい。
その子にはその子の人格があり、いずれは親とは別の人生を歩んでいくことになります。
子育てに迷ったら、自分が幼かった頃を思い出しましょう。
自分自身の幼かった頃の出来事や感情を思い出して下さい。
自分が幼い頃してほしかったことをすれば、きっと赤ちゃんも嬉しいはずです
参考文献:「0~2歳の赤ちゃんラクラク子育てガイド」 久保田浩也 監修