【SWEET ANGELS】

大阪府寝屋川市にある認定こども園 ねやがわ寝屋の森こども園の
楽しい「教育 保育の様子」を大公開!

子どもは天才だ! 大人も昔は天才だった?(再掲)

2010-11-30 | 先生達の【ひとりごと】
こんにちは。園長の田中啓昭です。

今日は以前、私のブログで掲載した記事をご紹介します。



--------------------------------------------------------

子どもは天才です。



大人も昔は天才でした。






年齢を重ねるにつれて、いろいろな規制や教えなどによって、思考が固定化され、そうしているうちに、小さな器にすっぽりとおさまってしまいます。

これを「成長」と呼ぶのかわかりませんが、それら過程を経て「思い込み」という思考の固定化が進んでしまうことが、天才でなくなる根源ではないかと思います。



生まれて数年の子どもと何十年選手の大人と比べてみても、いろいろな経験を積んでいる大人の方が、創造性(発想)が豊かであろうと、普通ならば考えられるところです。



しかし、大人になって経験を積んでいくにつれて、前述のように思考が固定化される要素が多分に入ってくることにより、発想が画一化されてしまったりするんだと思います。

まずいことに、無意識のうちに大人は感じたものをまず頭で考えちゃうんでしょうね。


「規範的にどうだ」「一般的にどうだ」とか。



こんな話があります。

サーカスの像の話なのですが、小象のときに杭と細いロープににつながれて、逃げられないようにして育てられた像は大人になって、十分な力が付いているにもかかわらず、小象のときにつながれていた小さな杭と細いロープでつながれているだけなのに、逃げようとしないそうです。

つまり、「逃げられないものだ」と思い込んでしまったわけです。



子どもは発想が固定化されていない(思い込みがない)分、感じたことを自由に表現できるのだと思います。

そう思うと私たち大人は、子どもの自由な発想を固定化しないために、どこまで規制の幅を広げていくべきなのでしょうか?

そこには一般的な社会生活を送っていくために必要な規律や常識なども作用してくるかと思いますが・・・

両者のバランスが非常に難しいところです。



人はみんな天才です(した)。

大人である私たちも、天才だった昔に戻ることは可能だと思います。

「自分はできない」とか「これはこうあるべき」だとかという思い込みは捨てて、いろいろなことにチャレンジしていけば、将来は現状とは違ったものになってくる、そう思うのです。


とはいうものの、どうしても思い込みがちな教育を受けてきた私たち大人は、思い込みをしてはいけない、ということを実行することは土台無理なはなしで、それならいっそポジティブな思い込みをすれば、いいんじゃないか!と思う今日この頃です。


私(僕)ならできる。絶対出来る!!


つまり、限界は自分で作ってはいけないのですね。