こんにちは☆保育リーダーの松井杏奈です
子育てされている方なら、「優しい子になってほしい」と、きっと誰もが思うことですよね。でも「優しい心は言葉が分かるようになってからでないと育たない」と思っていませんか?
実は、1歳までの乳児期にどのように関わるかで、これからの人間形成に大きな影響を与えるんです。
ということで、今回は乳児期からの心の育て方についてお伝えします
優しい心を育てる5つのポイント
①基本的信頼感を育てる
②笑顔で優しく語りかける
③スキンシップを十分にとる
④夫婦の関係
⑤お母さんがストレスをためすぎない
以上の5つのポイントを詳しく見ていきましょう
①基本的信頼感を育てる
基本的信頼感は、「おなかがすいた」「おむつがぬれた」「抱っこしてほしい」「ねむたい」などの、赤ちゃんの要求に出来る限り応えてあげる、その繰り返しで育ちます
基本的信頼感を得ることで、赤ちゃんの心が安定し、自分を受け止めてくれていると感じますそれが「相手を思いやる」優しい心に繋がっていくのです。
②笑顔で優しく語りかける
赤ちゃんに語りかけるときは、少し声を高くして優しい笑顔で語りかけてあげてください
笑顔がなかったり、怖い声だと、赤ちゃんは不安を感じます(これは調査をした結果がでているようです。)
③スキンシップを十分にとる
優しくマッサージしたり、抱っこをしてあげることで、赤ちゃんはお母さんやお父さんの優しさ、愛情を感じ取ります
また、スキンシップが不足していると、「キレやすい子」になることも、調査の結果で出ているようです
④夫婦の関係
お父さんとお母さんが仲良く、お互いを思いやることで、赤ちゃんも真似をして、自然と「優しい心」が育ちます
赤ちゃんは言葉は分からなくとも、周りの大人の口調により安心したり、不安に感じたりします。
お父さんとお母さんが、乱暴な言葉で喧嘩をしているのを聞くと不安に感じ、情緒が不安定になります。この繰り返しが、これからの人間形成に悪影響を与えるので気を付けてください
⑤お母さんがストレスをためすぎない
赤ちゃんと長時間一緒にいるのがお母さんです。赤ちゃんと2人でいるとストレスもたまりがちになってしまいますよね。
お母さんがストレスを抱えていると、そのストレスが赤ちゃんにも伝わりますなので、どれだけ短くても、お母さんが一人の時間を楽しんだり、同じ年代の子どもがいるママ友と会うなどして、ストレスをできるだけ発散しましょう
お母さんが心穏やかに、優しい気持ちで赤ちゃんと関わることが大切です。
とはいっても、「忙しい毎日でなかなか一人の時間が持てない」「近くにママ友がいない」
など、ストレスを発散させるのは案外難しいですよね
そんな時はお子様と一緒にお近くの保育園に行かれてはどうでしょうか?園庭開放をしている保育園も多いですよ園児の姿を見て、「あんなことができるようになるんだ」と子どもの成長が楽しみになるかと思います
寝屋保育園でも、園庭開放を行っていていつでも来ていただけますよその他各種類の子育て支援を行っていますので、自分のスタイルに合ったものを選んでご参加いただけます詳しくは当園のホームページ「きずなコミュ」より「子育て支援Kids+」をご覧ください
最後に、どれだけ乳児期の親との関わりが人間形成に影響するかというと…
3歳以前に親から虐待を受けた子、3歳以降に虐待を受けた子とでは、成長して自分の子に虐待をする(連鎖)確率が、前者のほうが高いそうです。
言葉は分かっていなくとも、乳児期の親の関わり方がいかに子どもに影響を及ぼすかがよく分かりますよね。
忙しいかとは思いますが、将来の子どもの姿を見据えて、言葉の話せない乳児期にこそ、たっぷりと愛情を注いで、基本的信頼関係を築いて下さい