ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

5.関係性の回復

2006-12-10 | 継続的改善52

組織のピラミット階層は誰が作ったということでなく、自然発生的に生まれたのだろう。
マネジメントの概念が生まれてから、組織の研究はされているが決めてはでてこない。
縦割りおよび階層は人間の要求が生んだもののようである。
便利だが欠陥も多い。

縦割り組織は部門間の連携に問題ができる。
同じように組織の階層は上下の意思疎通の悪さをつくる。
人の意識は自分と他者との関係性のあり方で違いが出来る。
人の噂話や特定の人に対する敵対心で成り立つ群れは、相手の成長を望まないばかりか、相手の失敗を望む。時に相手の失敗を誘うような行動すらする。「いじめ」や「派閥」はこのようにしておきる。
自分のこと以上に他者のことが気になるのである。たとえ反面教師であろうが、他から学ぶのであれば自分の成長に役立つが、他の失敗を望むような関係から自分の成長はありえない。

本当の成長は他者を愛し尊敬する関係性から生まれる。
この関係性が「間」の問題である。
人も組織も「間」に注意しなくては成長しない。

間の問題を解決するため、管理者がいてシステムがあるがそれが自覚されることは少ない。
そのため間の問題を進んで取り上げ改善すべきである。
この問題発見・問題解決の技術が品質管理技術といえる。
この方法はすでに多く開発されている。
方針管理、監査システム、統計的手法、品質機能展開・・・・ISOなど
大切なことは間の問題を自覚して取り上げるかどうかである。
願わくは品質管理技術者が人間性に優れ、問題発見能力のあることである。

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