ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

第3章 ものづくりプロセスの継続的改善

2006-12-24 | 継続的改善52
ものづくりの基本は「検査で品質をつくるのではなく、工程で品質をつくりこむ」ことである。

このためには、工程の管理が必要であり、現場のノウハウ、知恵が生かされなければならない。この現場の知恵は進歩、改善を繰り返し生きた技術となる。
さてそれまでの生産現場は「チャップリンのモダンタイムス」にあるベルトコンベアに働かされる人に象徴されるように、人を効率的に働かせる人の管理が中心であった。
テーラーの科学的管理法やその後の動作研究、時間研究が誤解されながら、人を管理の対象とした管理法から「品質で現場を、工程を、技術を管理する」と変化させたのは、日本の品質管理の功績である。

その後、製造工程で発見される不良の大部分が設計に起因するということがわかり、元から直す「源流管理」という考えが生まれた。製品開発から生産、販売、サービスにいたる流れを品質保証システムにまとめ、各段階で実施する品質保証の活動を整理した。また、源流のみでなく全ての部門の総合力を出して製品の品質に取組むべきという考えに発展してきた。

これらの基本は、製造工程も製品開発のプロセスも、ものづくりの現場として活動し継続的改善を繰り返すことである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 18.継続的改善のための継... | トップ | 19.品質戦略と技術 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

継続的改善52」カテゴリの最新記事