ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

ポイント2.管理とは全ての人がPDCAによる自主管理を実践することである。

2005-06-17 | ISO成功法
 管理という言葉ほど誤解されている言葉はない。品質管理は製品に対する不良の管理が初めであった。不良が多い段階では検査、選別、そして可能なら手直しであるが、やがて原因を追究して再発防止を考えるようになると、技術や生産プロセスに問題があることが分かり、最終的には人の問題に発展してくる。つまり、ハードからソフトへ、そして人へとなると管理という言葉を使い分ける必要が出てくる。
 ところが品質管理の管理とはPDCAをまわすこと、しかも自分でPDCAを完結すること、自主管理が原則である。組織のすべての人が自分の目標を持ちPDCAをまわすことで組織は活性化する。経営者がこれをするから、他の人もサボっていられない。経営の実践的道具としてPDCAが位置づけられた。きわめて当たり前のことであるがこれを再度考えたい。
 品質管理はすべての人の仕事であり、すべての人が自分の目標や仕事の対する管理者である。
このことをもう一度考え直したい。
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