落語『寝床』三遊亭圓生(六代目)。
噺は、「義太夫が趣味の旦那。人を集めて語りたがるのだが、友人や親戚でさえ一度は来ても初回で懲りてしまい、誰も立ち寄らなくなった。仕方がないので出入りの者達を集め、いろいろ御馳走をしたうえで義太夫を語るのだが・・・」という内容。
仕事があるからと一度は断った豆腐屋、大工の棟梁が思い直して義太夫を聞きに来たのだが、あまりに誉めるものだから、機嫌を直した旦那が「それじゃ今夜は気分を変えてどっさりやろう」とすっかり乗り気になってしまったのが笑える。
これはおべんちゃらを使い過ぎた。
(^。^)
このような大店の旦那が義太夫の一段でも習ってみようとするものの、稽古で師匠から少しでもやかましい小言を言われると、「私は別にこれで商売をするでもなし。そう言われた所で私には覚えきれないから、もう面倒だし、やめましょう」などと、すぐにへそを曲げてしまう。
そういうのを "旦那芸" と呼ぶのだそうで、機嫌を取りながら教えなければならないお師匠さんも大変だし、これでは上達なんかするわけがない。
(^_^;)
さて、演者の六代目三遊亭圓生(1900年~1979年)師匠の出囃子 "正札付" は、正札附根元草摺引(こんげんくさずりびき)という本外題なのだそうで、咄家でも、いわば横綱級でなければ使えないという出囃子なのだそうだ。
さすが圓生師匠。
噺は、「義太夫が趣味の旦那。人を集めて語りたがるのだが、友人や親戚でさえ一度は来ても初回で懲りてしまい、誰も立ち寄らなくなった。仕方がないので出入りの者達を集め、いろいろ御馳走をしたうえで義太夫を語るのだが・・・」という内容。
仕事があるからと一度は断った豆腐屋、大工の棟梁が思い直して義太夫を聞きに来たのだが、あまりに誉めるものだから、機嫌を直した旦那が「それじゃ今夜は気分を変えてどっさりやろう」とすっかり乗り気になってしまったのが笑える。
これはおべんちゃらを使い過ぎた。
(^。^)
このような大店の旦那が義太夫の一段でも習ってみようとするものの、稽古で師匠から少しでもやかましい小言を言われると、「私は別にこれで商売をするでもなし。そう言われた所で私には覚えきれないから、もう面倒だし、やめましょう」などと、すぐにへそを曲げてしまう。
そういうのを "旦那芸" と呼ぶのだそうで、機嫌を取りながら教えなければならないお師匠さんも大変だし、これでは上達なんかするわけがない。
(^_^;)
さて、演者の六代目三遊亭圓生(1900年~1979年)師匠の出囃子 "正札付" は、正札附根元草摺引(こんげんくさずりびき)という本外題なのだそうで、咄家でも、いわば横綱級でなければ使えないという出囃子なのだそうだ。
さすが圓生師匠。