仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

あの頃ペニー・レインと

2018年08月10日 | ムービー
『あの頃ペニー・レインと(原題Almost Famous)』(2000年/キャメロン・クロウ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「バター、砂糖、白い小麦粉、ベーコン、卵を禁止し、12月は商業的だからと9月にクリスマスを祝い、ドラッグとセックスの歌だと言ってサイモン&ガーファンクルの歌も聞かせない。そんな大学教授の母エレイン(フランシス・マクドーマンド)にうんざりしていた姉アニタ(ズーイー・デシャネル)が18歳になって遂に家を出ていった。別れ際に、"ベッドの下を見て。自由になれるから"と言われた弟ウィリアム・ミラー(マイケル・アンガラノ/幼少期)が見つけたものは、"ザ・ビーチ・ボーイズ"、"レッド・ツェッペリン"、"クリーム"など沢山のLPレコードだった。ロックに魅了され、やがて15歳に成長したウィリアム(パトリック・フュジット)は・・・」という内容。
1年飛び級をしている12歳なので、同級生より少し幼いのは仕方がないと思っていたウィリアムだったが、5歳の時にも飛び級をしているので実はまだ11歳なのだった。
それを知らなかった本人は大ショックで、アニタは「少年期を奪った」と弟に同情し、母に心底あきれる。
しかし母親は、「全国最年少の弁護士になれるわ。パパも誇りに思う」とまったく意に介さない。
この後のウィリアムがグレなかったのは奇跡だとも思うが、それはアニタが残してくれたロックのLPレコードのおかげだったのかもしれない。
(^_^)
学校新聞や地域のミニコミ誌などにロック記事を書くようになったウィリアムは、クリーム誌の編集長レスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン)と知り合え、スティルウォーターのツアーに同行取材をして、ギタリストのラッセル・ハモンド(ビリー・クラダップ)の信頼を得られた。
そして、バンドのグルーピー(自称バンドエイド)、ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)に恋をする。
これは、16歳で雑誌"ローリングストーン"の記者となったキャメロン・クロウ監督の実体験を元にした物語なのだそうだが、「気をつけろよ。ローリングストーン誌は記者の記事を変える。好き勝手に直してクズにしてしまう」という台詞は面白かった。
それも実体験なのだろう。
(^。^)