落語『叩き蟹』三遊亭圓窓(六代目)。
噺は、「日本橋。名物・黄金餅を売る小銭屋という餅屋の主人が、餅を盗もうとした子供を取り押さえ、折檻しようとしていた。通りかかった老人が子供から事情を聞き出し、一緒に謝ろうとするのだが、主人は許さない。"それじゃ私が勘定を払ったらお客だね"と、子供に餅を食べさせ、土産も持たせたのだが・・・」という内容。
老人の言葉に一切耳を貸そうとしない店主は、「情けは人のためならずって言うだろ。無駄になるから嫌だね」と言う。
そこで、子供に餅を三皿食べさせ、さらに土産に七皿も持たせ、お金を払って客になるという面倒な段取りを踏んだ老人だったが、なんと懐に財布がなかった。
(^_^;)
これで再度の立場逆転になってしまったのだが、子供相手には強気だった店主も、老人相手ではさすがに折檻はできない。
さて、演者の六代目三遊亭圓窓師匠は、八代目春風亭柳枝(1905年~1959年)師匠に入門したが、師匠の逝去により、六代目三遊亭圓生(1900年~1979年)師匠の弟子となった。
昭和45(1970)年から昭和52(1977)年までテレビ番組『笑点』の大喜利メンバーとして活躍していたのをうっすらと覚えているが、圓窓師匠が顧問をしていた青山学院大学落語研究会の中から、兄弟子・五代目三遊亭圓楽(1932年~2009年)師匠の鞄持ちを募集したらしいのだが、選ばれた一人が、現在の六代目三遊亭圓楽師匠なのだそうである。
縁というのは面白い。
噺は、「日本橋。名物・黄金餅を売る小銭屋という餅屋の主人が、餅を盗もうとした子供を取り押さえ、折檻しようとしていた。通りかかった老人が子供から事情を聞き出し、一緒に謝ろうとするのだが、主人は許さない。"それじゃ私が勘定を払ったらお客だね"と、子供に餅を食べさせ、土産も持たせたのだが・・・」という内容。
老人の言葉に一切耳を貸そうとしない店主は、「情けは人のためならずって言うだろ。無駄になるから嫌だね」と言う。
そこで、子供に餅を三皿食べさせ、さらに土産に七皿も持たせ、お金を払って客になるという面倒な段取りを踏んだ老人だったが、なんと懐に財布がなかった。
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これで再度の立場逆転になってしまったのだが、子供相手には強気だった店主も、老人相手ではさすがに折檻はできない。
さて、演者の六代目三遊亭圓窓師匠は、八代目春風亭柳枝(1905年~1959年)師匠に入門したが、師匠の逝去により、六代目三遊亭圓生(1900年~1979年)師匠の弟子となった。
昭和45(1970)年から昭和52(1977)年までテレビ番組『笑点』の大喜利メンバーとして活躍していたのをうっすらと覚えているが、圓窓師匠が顧問をしていた青山学院大学落語研究会の中から、兄弟子・五代目三遊亭圓楽(1932年~2009年)師匠の鞄持ちを募集したらしいのだが、選ばれた一人が、現在の六代目三遊亭圓楽師匠なのだそうである。
縁というのは面白い。