仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

モネ・ゲーム

2016年10月21日 | ムービー
『モネ・ゲーム(原題Gambit)』(2012年/マイケル・ホフマン監督/アメリカ・イギリス)を見た。
物語は、「イギリスで絵画のキュレーターをしているハリー・ディーン(コリン・ファース)は、メディア王であり美術品の収集家でもあるライオネル・シャバンダー(アラン・リックマン)のもとで働いていたが、彼の横柄さには長年不満を持っていた。いよいよ我慢の限界に達したハリーは、友人の退役軍人ネルソン少佐(トム・コートネイ)が描いたモネの贋作"積みわら・夕暮れ"をシャバンダーに買い取らせ、その代金1,100万ポンドを手に逃亡しようと企てた。シャバンダーに疑われないような作品にまつわるストーリーを考え、ネルソン少佐と共にアメリカに渡り、PJ・プズナウスキー(キャメロン・ディアス)を探し出した。計画通りに彼女を仲間に引き入れることに成功したハリーだったが・・・」という内容。
第二次世界大戦中、ナチスにより略奪されたその名画は、ゲーリング国家元帥の別荘に飾られていたのだが、別荘がパットン将軍率いる第1師団に襲撃された際に、隊長だったPJの祖父ブライアン・プズナウスキー軍曹の手に渡ったのだという。
その大戦以降の所有者がプズナウスキー家になったというのがハリーが作り上げたストーリーだったのだが、PJはテキサス州でのトレーラーハウス暮らし。
ハリーに代わって鑑定しようとしたマーティン・ザイデンベイバー(スタンリー・トゥッチ)の「70年近くもトレーラーハウスの壁に飾ってあったの?」というような台詞があったが、確かにそれは誰もが抱く疑問だろうし、不思議と何の劣化もないその絵を本物であるとはそう簡単には信用してもらえないだろう・・・。
(^_^;)
チケット代を負担してPJをイギリスまで呼び寄せたハリーだったが、予算にはあまり余裕がないようで、彼の自宅に寝泊まりさせようとするのが何ともショボい。
結局は彼女を高級なサヴォイホテルに宿泊させることになるものの、このホテル内でのドタバタ劇は意外と面白かった。
(^_^)
また、劇中で2016年11月8日にアメリカ大統領選挙を控えるドナルド・トランプ氏の名前が出てきて驚いたのだが、その名前は尊敬の対象としては使われていないようなのが笑えたのだった。