仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

廃屋

2005年05月12日 | じもてぃーライフ
もう何年もだが、日本の田舎が汚い。
地元には就業先がないので就労が可能な世代はドンドン都市部へ転出して行くのだが、その際に財産を処分して行かない場合、残された家屋は時間と共に朽ち果てていく。
転出した世代が健在なうちは、余裕がなくて撤去できないのだろうが幾分気にも掛けているのではないかと温情を持って推測もするが、次の世代、そのまた次の世代にまでなってしまうと、登記上は名義があってもマッタク無関係を装っているようで、そんな人間に対してはいい加減腹が立ってくる。
住居は完全に廃屋として放置されているのだ。
しかも、彼らは撤去を依頼されても無関心らしく、その地域にどれだけの迷惑を掛けているのかが理解できないでいるらしい。
画像は国道231号に面した廃屋で、この裏側50mほどの距離にはJR留萌本線が走っている。
風が強い日にはこれらの廃屋から木切れなどが飛ばされて線路上の障害になることも珍しくないという。
先日のJR西日本管内で起きた列車事故の後、線路上に石や自転車が置かれるなど悪意を持った行為が行われていると聞き、どうしてそのようなことをするのか理解し得ないし、腹立たしく思うのだが、実はこの廃屋のおかげでJR留萌本線の増毛・留萌間を通る列車は、日常的にそれにも似た危険にさらされているといっても過言ではない状況にあるのである。
これら廃屋の所有者が、増毛町代表者の撤去依頼に対して無視を決め込んでいるのであれば、JR北海道とその事業を所管する国土交通省に手段を講じてもらい、それでも解決できない場合は、生活安全の確保を目的として北海道警察、警察庁の強力を仰いでまでも片付けなければならない問題なのではないかと思う。
この記事についてブログを書く
« Shall We ダンス? | トップ | カンヌ映画祭 »