仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

第2回懇談会

2006年12月16日 | 社会・政治・経済
12/15(金)午後1時30分から北海道留萌支庁合同庁舎において、【"新たな高校教育に関する指針"に係る地域別懇談会】(第2回)が行われた。
第1回の懇談会は道内19ヶ所で行われたとかで、まず、それらの会場で出された意見について紹介され、その後は前回同様の流れで進行された。
前回の懇談会と違ったのは、主催者側から【地域別懇談会への論点整理表】というものが用意されていたことか。
この第2回目の懇談会で今後の方針や新案を示せるわけではないから、堂々巡りににならないようにとの意図から用意されたものだろうと推測した。
これは、「"新たな高校教育に関する指針"に照らし合わせると、【中卒者数の減に伴う小規模校化の進行】が現在の課題として浮かび上がるよ。だから将来を見通した学校配置が必要だよ。留萌市内の2校はどう考えますか?留萌支庁管内中部の学校はどう考えますか?小規模校に対する支援をどう考えますか?」といった内容のもので、そこでは既に増毛高等学校に関しては一切触れられていなかった。
【新しい高校推進室】の主幹は「年明け(平成19年)に教育関係団体の意見交換をする」「再編等の公表時期についてはまだ決めていない」とのコメントを出していたが、この表を見ると、明らかに増毛高等学校の生徒募集停止については決定済みであることがうかがい知れたのだった。
一般参加者席には仁左衛門を含めて(確か)11人が座っていたが、意見や質問は積極的に出され、羽幌町からの参加者が3人も発言されたのが印象的だった。
終盤に増毛中学校教諭1人が意見を述べ、仁左衛門が続いた。
「将来に渡って少子化傾向が続くことから、私立高校に配慮して公立高校の間口を減少させるとの考えで高校配置適正化という流れになったと理解しているが、ひとつの町が人口約180万人を抱える地域と、支庁の人口を全部合わせても6万人程度にしかならない地域を同様に考えることにはやはり無理がある。しかも増毛町を含めて留萌南部と呼ばれる地域は(経済的に)とても疲弊している。地元校が無くなり、近隣市町村の高校に通うとなると経済的負担が大きくなるので、地域の実情に配慮して進めて欲しい」というような意見を出したのだが、「留萌管内には私立高校は無い」というのを忘れてしまった。
もちろん分かりきったことではあるにしても、記録に残させるのは大事なことだ。
また、【単位制】について質問したのだが、やはり1・2・3年全体では考えていない様だったし、あくまでも4間口校以上の学校でという回答だった。
画像は、合同庁舎のロビーにあったクリスマスツリー。
高さは5メートルくらい?
いや、もっと高いか。