仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

王立宇宙軍 オネアミスの翼

2006年12月14日 | 映画サークル
12月12日(火)のましけ映画サークル12月例会は、初の長〇見企画、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987年/山賀博之監督)だった。
ましけ映画サークルでのショート映画以外でのアニメーション作品は初めて。
物語は、「宇宙のどこかの地球とは違う文明世界。王様の肝いりで始められた宇宙船開発事業だったが、30年経っても成果が認められず、有人衛星を打ち上げることで一区切りが付けられようとしていた。転職を考えていたシロツグ・ラーダット中尉(森本レオ/声)は、街なかで布教活動をしていたリイクニ・ノンデライコ(弥生みつき/声)と出会ったことから俄然やる気を出し、生命の保証がほとんど無い宇宙飛行士に立候補するのだが・・・」という内容。
何とも虚脱感いっぱいの主人公シロツグだが、森本レオの声はぴったりだと思う。
(^_^)
それにしても、リイクニという人はどんな仕事をして稼いでいたのだろうか。
(棒のような形状の)硬貨1本のために殺人も起きるという世の中において、帰宅後に金貨をバラバラと床に落としていた場面があったが、相当に際どいか非合法なこと、あるいは倫理的に許されないようなことをしているが故に、宗教活動にのめり込んでいるのではないかと推測した。
本編中でその回答は出なかったので、疑問は疑問のままに終わってしまったのだが・・・。
元々が訳の分からない設定なのだから、劇中に謎の部分を残しすぎると物語自体が成立しないのではないか、意味不明な120分に終わってしまうのではないかと思うのだが、んー、どうだろう。
また、ロケットの打ち上げ場面は『アポロ13』(1995年/ロン・ハワード監督/アメリカ)の一場面を思い起こさせた。
めざした先は同じなのだろうが、悲しいかな技術力に大きな違いが感じられた。
しかし、約10年という時間差と、セルアニメかCG画像かという違いを考慮すると、当時としてはよく出来た部類の作画だったのだろう。
例会終了後は恒例の忘年会。
つい調子に乗って日本酒を飲みすぎてしまった。
(^_^;)