さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

御名残四月大歌舞伎 千穐樂

2010年04月28日 | さよなら歌舞伎座
千穐樂 一部・二部を拝見した。

朝からの大雨。
歌舞伎座との別れを惜しむ人たちの想いが雨を降らせてしまったのかもしれない。

観客たちも思い入れがあるが、演ずる俳優や囃子方からも
現歌舞伎座最後の興行の千穐樂へかける想いが立ち上っているような舞台。

「襲名」や「追善」など数々拝見してきたが、
今日のような舞台からの全員のオーラを感じたのは初めて!

大向こうも今日は本当に凄かった!

幕間の雰囲気も今日はいつもと少し違っていて
観客・劇場関係者の方々・お店の方々… みんながちょっぴりソワソワしながら、
それぞれの想いで歌舞伎座に別れを告げているのが感じられた。





名残の歌舞伎座 -48-

2010年04月28日 | 名残の歌舞伎座
当日券

無理だろうなと思いながらも、今朝9時前に第三部の当日券をもとめて
歌舞伎座のチケット売場前の行列に並んでみた。
でもやはり時すでに遅し!
一部・二部はありそうであったがお客様の希望をカウントしている係の方が、
三部はすでに完売と教えてくださった。

行列に並んでいる方は皆お互いが見ず知らずなのに、
いつのまにか連帯感が生まれちゃって、互いに情報交換したり、
「~の襲名の時は当日券とれたのにねぇ~」なんて昔を懐かしんだり
「もしとれなくてもこういうのは並んでいてもなんか楽しいね」とか、
みんな歌舞伎座が大好きな人たちばかり!

完売と知りながらもしばらくはこの空気感に浸って並んでいた私だった。