さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

名残の歌舞伎座 -22-

2010年04月02日 | 名残の歌舞伎座
3階席や一幕見席に座ると歌舞伎座の天井に手が届きそうな錯覚を覚えますね。
舞台に向かって何本もの梁が通っているデザインであるが、
戦前の歌舞伎座の天井は絢爛豪華な格天井だったそうだ。
さすがに私も戦前の歌舞伎座は知らないが、
梁の中に蛍光灯が入っているので、その分戦前とくらべると
場内がずいぶん明るくなったそうだ。

新しい歌舞伎座の天井はどんなデザインになるのだろうか?
音響効果を変えないために、天井の曲面や素材を微妙に変えるという
神技的な技術が必要となるらしい。