さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

御衣黄の紅

2010年04月25日 | 今様江戸名所図会
三の丸尚蔵館のお楽しみは、皇居東御苑の散策にもある。

春の盛りの東御苑は本当に美しくて面白い!
私は、花も大好きであるが、木々の葉っぱが大好き!
様々な木々の様々な若葉を観て歩くのは本当に楽しかった!

カキツバタや菖蒲はこれからであるが、
サトザクラと山吹が満開でそれはそれは美しかった。

三の丸尚蔵館の前に「御衣黄」がある。
そろそろ散りはじめなので、花の中心に赤みがさしてきていた。
紅色に代わりながら散っていくなんて
植物の不思議に感動してしまう。

花ひらく個性、作家の時代

2010年04月25日 | アート♪
三の丸尚蔵館で開催中の
「大正・昭和初期の美術工芸 花ひらく個性、作家の時代」を拝見した。

平成5年11月に開館した三の丸尚蔵館。
若冲公開時は本当に日参してお世話になったが(笑)本展で50回目を迎えたそうだ。

今回の展覧会は3期に分かれているが、
その中でも、昭和の大礼に岩崎家が献上した5双の屏風のうちの3双が展示される。

一期は橋本関雪作「進馬図」。

白・黒・赤の妙
馬の鬣や筋肉の描写
静と動
本当に素晴らしかった!

「腕が邪魔する」と豪語していたそうで「さすが!」でした。

名残の歌舞伎座 -45-

2010年04月25日 | 名残の歌舞伎座
座紋

おなじみの歌舞伎座の座紋「鳳凰丸」。
歌舞伎座の中では、座席や提灯やドアなどこの座紋がをみかけるが、
そもそもこの座紋は、法隆寺の宝物「鳳凰円文螺鈿唐櫃」のデザインが元で、
歌舞伎座の創設者の一人であった福地桜痴が、自宅の釘かくしに用いていたものらしい。

歌舞伎で「福地桜痴」といえば「春興鏡獅子」などの創作者として知られているが
歌舞伎関係以外にもこの方のキャリアは実に凄い。