さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

花御堂

2010年04月08日 | 日記
山寺や人も詣らぬ花御堂(虚子)

今日は花まつり。
先ほど郵便局の用事のついでに、近くのお寺によってみた。
こちらのお寺の幼稚園には、大昔(笑)娘がお世話になっていて、
4月8日にはいつも花まつりの行事が行われていたのを思い出したから。

本堂の前に花御堂があって、

「花御堂のお釈迦さまに甘茶をかけて、手を合わせてから
飴をひとつづつおとりください」と貼り紙があった。

幼稚園の行事はもう終わってしまったようで、
境内は静かそのもの。

幼稚園バスをながめながら、3歳になったばかりで
涙をためて幼稚園から帰ってくる娘の幼かった頃を思い
しばし感慨にふける(笑)

今日はお寺の幼稚園や保育園では、園児たちが小さなお手手で
お釈迦さまに甘茶をかけたのであろう。

幼子に釈迦もほほ笑む花御堂 若女

名残の歌舞伎座 -28-

2010年04月08日 | 名残の歌舞伎座
表方さん

写真は2部3部を続けて拝見するために
ロビーで3部の開場を待っている時に撮らせて頂いたもの。
入れ替えのわずかな時間に、客席を点検中の表方さん。

さすがに、歌舞伎座だからお弁当のカラを座席に放置していくような
マナーの悪い観客はほとんどいないと思うが、
忘れ物や落し物などはあるだろう。
3月・4月は3部制だから表方さんもきっと大変だろう。

歌舞伎座では、舞台の幕を境にして、
舞台側で働く方々を「裏方」、
客席側で働く方々を「表方」と呼んでいるそうだ。
切符の販売業務や劇場係や案内係など劇場運営に係わっておられる方々です。

歌舞伎座の芝居は、「裏方」さんだけでなく「表方」さんも一体となった
陰の力に支えられている。