歌舞伎で演じられる「助六」の芝居。
よくよく注意してみると、演ずる俳優によって
「助六~」の「~」の部分が違うのに気づく。
團十郎家の時は「助六由縁江戸桜」
仁左衛門丈が演ずると「助六曲輪初花桜」だし
音羽屋さんなら「助六曲輪菊」だったり、
みな市川宗家に敬意を表して題名を違えている。
その市川宗家の十八番の「助六由縁江戸桜」の時に限り、
「河東節十寸見会御連中」が特別出演される。
この「御連中」の「御」が物語っているが
海老蔵丈が口上を述べて、最後に舞台の奥の地方の御簾にむかって手をついて
「河東節ご連中様、どうぞお始めくださりましょう」と
挨拶をして芝居がはじまるのであるが、
では、なぜ地方に挨拶をするのでしょうか?
それはこの「河東節十寸見会御連中」が旦那衆であるからなのだ。
市川家独特のもので、九代目さんの時もこの「河東節」で演じられたそうだ。
この河東節と旦那衆については、小山觀翁著「歌舞伎通になる本」に
詳しく書かれているのでそちらを参考にご覧いただきたいが、
「旦那」の意味は演奏して出演料を貰うのでなく、
反対に出演料を払って舞台に出られておられる素人さんたちなのだ。
もちろん素人と云っても芸はセミプロのような実力者もおられるが、
いわゆるそれを本職にしていない方々ということ。
今月の筋書きに「河東節十寸見会御連中」の皆様の名が連なっているが
この写真は本日出演される方々を紹介するもの。
こういうのが今にも伝わっている「助六」がなんかいいいですねぇ♪
さよなら公演のそれも最後の興行の最後の第三部。
綺羅星のごとく居並ぶ俳優さんたちと同じ舞台を踏むわけですから
みなさまさぞお力が入っていることでしょうね。
よくよく注意してみると、演ずる俳優によって
「助六~」の「~」の部分が違うのに気づく。
團十郎家の時は「助六由縁江戸桜」
仁左衛門丈が演ずると「助六曲輪初花桜」だし
音羽屋さんなら「助六曲輪菊」だったり、
みな市川宗家に敬意を表して題名を違えている。
その市川宗家の十八番の「助六由縁江戸桜」の時に限り、
「河東節十寸見会御連中」が特別出演される。
この「御連中」の「御」が物語っているが
海老蔵丈が口上を述べて、最後に舞台の奥の地方の御簾にむかって手をついて
「河東節ご連中様、どうぞお始めくださりましょう」と
挨拶をして芝居がはじまるのであるが、
では、なぜ地方に挨拶をするのでしょうか?
それはこの「河東節十寸見会御連中」が旦那衆であるからなのだ。
市川家独特のもので、九代目さんの時もこの「河東節」で演じられたそうだ。
この河東節と旦那衆については、小山觀翁著「歌舞伎通になる本」に
詳しく書かれているのでそちらを参考にご覧いただきたいが、
「旦那」の意味は演奏して出演料を貰うのでなく、
反対に出演料を払って舞台に出られておられる素人さんたちなのだ。
もちろん素人と云っても芸はセミプロのような実力者もおられるが、
いわゆるそれを本職にしていない方々ということ。
今月の筋書きに「河東節十寸見会御連中」の皆様の名が連なっているが
この写真は本日出演される方々を紹介するもの。
こういうのが今にも伝わっている「助六」がなんかいいいですねぇ♪
さよなら公演のそれも最後の興行の最後の第三部。
綺羅星のごとく居並ぶ俳優さんたちと同じ舞台を踏むわけですから
みなさまさぞお力が入っていることでしょうね。