ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『ミステリーボニータ』12月号発売

2015年11月08日 | 高階良子
『ミステリーボニータ』12月号が発売になりました。


「よろず幻夜館」第6話「途切れ途切れの記憶」掲載です。
66ページで、11月号に続き掲載です。

2016年2月号に続きますが、「物語はついに佳境へ!」、目が離せません。

『高階良子デビュー50周年記念セレクション』の第7集は「ダークネス・サイコ」の7回目で、12月16日(月)の発売です。記念セレクション(完)ということで、やはり最終巻になるのですね。

「ダークネス・サイコ」は、描き下ろし新作24ページも併せて収録です。

同時収録作品は「忘却の雫」と「ふたつの過去をさぐれ」です。

「忘却の雫」は『アップルミステリー』1996年1月号掲載の作品で、宙(おおぞら)出版のミッシーコミックスDX『妖かしの庭園』に収録されました。最近では朝日ソノラマのコミック文庫に収録されて、文庫されています。

「ふたつの過去をさぐれ」は若木書房の貸本最後の作品となった作品です。「チャーム漫画劇場」の第7巻になります。


『高階良子デビュー50周年記念セレクション』の最終巻には、デビュー作の「リリ」を収録していただきたかったのですが、これは次の機会を待つことにしましょう。

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あがた森魚『昭和柔侠伝の夜』

2015年11月03日 | バロン吉元
11月1日の日曜日、代官山『山羊に、聞く?』で行われたあがた森魚さんのライブ「昭和柔侠伝の夜」に行って来ました。

当初は西島三重子さんの関西ライブ、11月1日滋賀県長浜、2日大阪でのライブに行くつもりでしたが、体調等の理由で断念しました。

そこへ飛び込んできたのが、あがた森魚さんのライブです。バロン吉元先生がゲストで、タイトルが「昭和柔侠伝の夜」。これは行かなくては、とさっそく会場に予約をして行って来ました。

10時の特急で千葉と市川に寄ってから、3時過ぎに神田のホテルにチェックイン。5時30分開場なので、4時30分頃ホテルを出ました。

代官山は行ったことはありません。東急東横線で行くことも初めて知りました。地下鉄銀座線で渋谷まで行き、東急東横線に乗り換えです。乗り換えがこんなに距離があるとは思ってもみませんでした。

電車に乗ってしまえば、代官山までは一駅、会場もすぐ近くでした。



『山羊に、聞く?』は地下1階です。




すでに並んでいる方もいました。


ステージを撮影。


ライブは「トリオ・ボン・ヂマイス」の演奏から始まりました。

休憩をはさんで、あがた森魚さんが登場、続いてバロン吉元先生も舞台に上がって対談の始まりです。


対談は「昭和柔侠伝」について、と言うよりバロン吉元先生の生き方、考え方を聞くといった感じで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

あがた森魚さんのライブでは、「昭和柔侠伝の唄~最后のダンスステップ」で「踊りましょう」の部分を会場の女性客全員で応える構成がすてきでした。

あとライブには直接関係はないのですが、バックの演奏者の紹介で、バックコーラスの女性の紹介が驚愕でした。諸星大二郎先生のパートナーとのこと。この日、一番の驚きでした。また、漫画家の先生方もたくさん来られていたようですね。

バロン吉元先生は、イデオロギーで「柔侠伝」を書いたわけではないと話されていましたが、権力を振りかざす者への闘いは常に作品の中にあったように思います。

最初は「講道館柔道」への対抗であったものが、次第にその時代、社会と密接にかかわる話へと進んでいきました。特に第7話の「日比谷焼き討ち事件」は忘れられません。

「あの全共闘時代、右も左も柔侠伝を読んでいた」。2011年9月、新宿 Naked Loft で開催されたトークショー『柔侠伝と戦後昭和史を語る』のサブタイトルです。

柔侠伝と戦後昭和史を語る

同じ2011年の5月には「噫無情」のコンサートもありました。

あがた森魚コンサート「1 9 7 4」第二夜「噫無情」

ぜひ第2回目の「昭和柔侠伝の夜」を開催していただき、朝子さんや茜ちゃんの魅力などを対談していただきたいですね。

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