常時一般公開されている灯台を「参観灯台」と呼び、現在15の灯台が一般公開されています。参観にあたっては「寄付金」を納めることになっています。一般的に言うなら入場料、入館料となるのでしょうが、あくまでも善意の「寄付金」となっているようです。2012年現在では大人(中学生以上)200円、子どもは無料です。
参観の事務は社団法人燈光会が行っており、「灯台見学記念券」が発行されています。現在の犬吠埼灯台見学記念券です。半券は手元に残るのですが、訪問日は記録できません。日付印があるとよいのですが。
記念グッズを購入すると、パンフレットがいただけます。現在のパンフレットは犬吠埼灯台のパンフレットです。
『のぼれる灯台15基 その歴史』というパンフレットをいただいたこともあります。表紙を含め74ページという、立派なパンフレットです。
発行時期は記載されていませんが、印刷時期は奥付のページに小さく「0812-30,000N」とありますから、平成20年(2008年)12月の印刷と思います。
平成19年3月に初島灯台が参観灯台になっているので、これを受けて発行されたものと思います。寄付金は大人200円、子供は無料で、現在と同じです。
『のぼれる灯台14基 その歴史』というパンフレットをいただいたこともありました。
こちらは「はじめに」のページに平成18年3月と記載されているので、発行時期は明確です。ちなみに奥付の印刷時期は「0602-30,000N」なので、平成18年(2006年)2月の印刷と考えられます。
参観寄付金は大人150円、子供20円です。大人の寄付金を200円にした時に子供を無料にしたものと思います。
平成14年(2002年)5月26日に訪問した際に、「灯台見学記念券」のセットが発売されており購入しました。当時の「のぼれる灯台13基」の見学記念券が入っており、頒価は13枚セット500円でした。カバーには小さく「0202-N」と記載されているので、平成14年(2002年)2月の印刷でしょうか。
もったいなくて使用できないので、券はすべて未使用で持っています。犬吠埼灯台の見学記念券です。左側の半券が残っているのが珍しいですね。
当時の「寄付金」がいくらだったのか、記載がないのでわかりませんが、13灯台で500円なので、おそらく40円程度だったのではないでしょうか。そうすると平成14年から18年の間に大幅な改定があったのではと、想像できます。
このセットに入っている「全国参観灯台位置図」です。
こちらは当時犬吠埼灯台を見学した際の見学記念券です。
最近はこのようなセット券は発行されていないのでしょうか。燈光会にメールで問い合わせをしてみたところ、ていねいな回答をいただきました。それによると、平成18年8月までは灯台見学記念券の発売をしていましたが、同年9月から販売を終了しているとのことでした。
そうすると、平成16年4月29日に参観を開始した、安乗埼灯台まで含んだセット券が発売された可能性がありますね。これはぜひ探してみたいです。
平成14年より前に発行された「灯台見学記念券」セットも3種類入手することができました。まずピンクの表紙のセットと犬吠埼灯台の見学記念券です。
発行時期は不明ですが、「灯台のあゆみ」は昭和56年(1981年)までを記録しているので、これ以降の発行と考えられます。収録は10灯台で頒価は400円でした。各灯台の参観料(寄付金)は40円と考えられます。このセットの「日本の灯台」位置図です。
次の黄色の表紙のセットも収録は10灯台でした。このセットの犬吠埼灯台です。
このセットには「潮岬 63.11.19」の記念印が押してあるので、昭和63年(1988年)11月に購入したものと思います。また、表紙の裏には「8702-N」と記載されているので、1987年(昭和62年)2月の印刷でしょうか。位置図とその裏の「灯台のあゆみ」は上のセットとまったく同じものです。
この灯台記念券には「大人用」の表記があります。現在での記念券には「大人用」との表記はないので、上のピンクのセットよりこちらの方が古いものなのでしょうか。それとも印刷時期と推測される記載があることから、新しいものでしょうか。これだけで判断することは難しいですね。
そして最近、もっと古い見学記念券を入手することができました。「灯台のあゆみ」には昭和50年(1975年)までが掲載されているので、その頃の発行と思います。一般の見学ができる灯台は10灯台でした。利用料は大人が30円、小人は10円です。
正式名称である「燈台」の文字を使用しています。セット販売の頒価は20枚セットで400円でした。
金額を30円、10円と明記しているので、この当時は「寄付金」ではなく「参観料」だったのでしょうか。
「日本の燈台」の位置図と灯台のあゆみです。
参観灯台が制度として始まった時期はいつ頃からなのでしょうか。
「灯台の参観について」というリーフレットには、灯台の参観が明治初期から行われていたこと、「昭和23年ころから、一部の灯台で参観者が急増したため、燈光会が海上保安庁指導のもと専従職員を配置して灯台の参観を継続し今日に至っております。」と記されています。
専従職員の配置には当然費用がかかるので、この頃から参観灯台が制度化し「参観料金」をいただくようになったのでしょうか。
11月11日の日曜日、市立公正図書館で参考資料を探したところ、『日本燈台史』(昭和44年6月30日 燈光会発行)が所蔵されており、「燈台参観のこと」についても少し記述がありました。
昭和23年(1948年)3月、燈光会で参観関係事務を行うようになり、対象となった灯台は観音埼ほか13か所だった、とのことです。参観灯台は順次拡大されてきたと考えていたのですが、どうもそうではないようです。
「燈台参観者数推移」の表から引用すると、参観燈台数(燈光会取扱)は昭和24年度14、30年度7、34年度12、38年度11、42年度11となっています。具体的な灯台名や参観料金については掲載されていないので、引き続き調べてみたいです。
参観の事務は社団法人燈光会が行っており、「灯台見学記念券」が発行されています。現在の犬吠埼灯台見学記念券です。半券は手元に残るのですが、訪問日は記録できません。日付印があるとよいのですが。
記念グッズを購入すると、パンフレットがいただけます。現在のパンフレットは犬吠埼灯台のパンフレットです。
『のぼれる灯台15基 その歴史』というパンフレットをいただいたこともあります。表紙を含め74ページという、立派なパンフレットです。
発行時期は記載されていませんが、印刷時期は奥付のページに小さく「0812-30,000N」とありますから、平成20年(2008年)12月の印刷と思います。
平成19年3月に初島灯台が参観灯台になっているので、これを受けて発行されたものと思います。寄付金は大人200円、子供は無料で、現在と同じです。
『のぼれる灯台14基 その歴史』というパンフレットをいただいたこともありました。
こちらは「はじめに」のページに平成18年3月と記載されているので、発行時期は明確です。ちなみに奥付の印刷時期は「0602-30,000N」なので、平成18年(2006年)2月の印刷と考えられます。
参観寄付金は大人150円、子供20円です。大人の寄付金を200円にした時に子供を無料にしたものと思います。
平成14年(2002年)5月26日に訪問した際に、「灯台見学記念券」のセットが発売されており購入しました。当時の「のぼれる灯台13基」の見学記念券が入っており、頒価は13枚セット500円でした。カバーには小さく「0202-N」と記載されているので、平成14年(2002年)2月の印刷でしょうか。
もったいなくて使用できないので、券はすべて未使用で持っています。犬吠埼灯台の見学記念券です。左側の半券が残っているのが珍しいですね。
当時の「寄付金」がいくらだったのか、記載がないのでわかりませんが、13灯台で500円なので、おそらく40円程度だったのではないでしょうか。そうすると平成14年から18年の間に大幅な改定があったのではと、想像できます。
このセットに入っている「全国参観灯台位置図」です。
こちらは当時犬吠埼灯台を見学した際の見学記念券です。
最近はこのようなセット券は発行されていないのでしょうか。燈光会にメールで問い合わせをしてみたところ、ていねいな回答をいただきました。それによると、平成18年8月までは灯台見学記念券の発売をしていましたが、同年9月から販売を終了しているとのことでした。
そうすると、平成16年4月29日に参観を開始した、安乗埼灯台まで含んだセット券が発売された可能性がありますね。これはぜひ探してみたいです。
平成14年より前に発行された「灯台見学記念券」セットも3種類入手することができました。まずピンクの表紙のセットと犬吠埼灯台の見学記念券です。
発行時期は不明ですが、「灯台のあゆみ」は昭和56年(1981年)までを記録しているので、これ以降の発行と考えられます。収録は10灯台で頒価は400円でした。各灯台の参観料(寄付金)は40円と考えられます。このセットの「日本の灯台」位置図です。
次の黄色の表紙のセットも収録は10灯台でした。このセットの犬吠埼灯台です。
このセットには「潮岬 63.11.19」の記念印が押してあるので、昭和63年(1988年)11月に購入したものと思います。また、表紙の裏には「8702-N」と記載されているので、1987年(昭和62年)2月の印刷でしょうか。位置図とその裏の「灯台のあゆみ」は上のセットとまったく同じものです。
この灯台記念券には「大人用」の表記があります。現在での記念券には「大人用」との表記はないので、上のピンクのセットよりこちらの方が古いものなのでしょうか。それとも印刷時期と推測される記載があることから、新しいものでしょうか。これだけで判断することは難しいですね。
そして最近、もっと古い見学記念券を入手することができました。「灯台のあゆみ」には昭和50年(1975年)までが掲載されているので、その頃の発行と思います。一般の見学ができる灯台は10灯台でした。利用料は大人が30円、小人は10円です。
正式名称である「燈台」の文字を使用しています。セット販売の頒価は20枚セットで400円でした。
金額を30円、10円と明記しているので、この当時は「寄付金」ではなく「参観料」だったのでしょうか。
「日本の燈台」の位置図と灯台のあゆみです。
参観灯台が制度として始まった時期はいつ頃からなのでしょうか。
「灯台の参観について」というリーフレットには、灯台の参観が明治初期から行われていたこと、「昭和23年ころから、一部の灯台で参観者が急増したため、燈光会が海上保安庁指導のもと専従職員を配置して灯台の参観を継続し今日に至っております。」と記されています。
専従職員の配置には当然費用がかかるので、この頃から参観灯台が制度化し「参観料金」をいただくようになったのでしょうか。
11月11日の日曜日、市立公正図書館で参考資料を探したところ、『日本燈台史』(昭和44年6月30日 燈光会発行)が所蔵されており、「燈台参観のこと」についても少し記述がありました。
昭和23年(1948年)3月、燈光会で参観関係事務を行うようになり、対象となった灯台は観音埼ほか13か所だった、とのことです。参観灯台は順次拡大されてきたと考えていたのですが、どうもそうではないようです。
「燈台参観者数推移」の表から引用すると、参観燈台数(燈光会取扱)は昭和24年度14、30年度7、34年度12、38年度11、42年度11となっています。具体的な灯台名や参観料金については掲載されていないので、引き続き調べてみたいです。